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2021-04-24

【プロレス】猪木の団体でデビューしたロビンソンの直弟子、鈴木秀樹がWWEに電撃入団

WWE入団が決まった鈴木秀樹

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“人間風車二世”鈴木秀樹のWWE入団が明らかになった。日本時間4月24日午前、WWEの公式ホームページにサレイ(SARRAY)ら海外からの新入団選手が発表されるなかで「joins the WWE PC’s coaching staff.」とアナウンスされた。

鈴木は人間風車ビル・ロビンソンから教えを受けてきた(写真は2008年11月)

 1月25日に謎の日本出国を果たした偏屈者の行き先は世界最大のプロレス団体だった。

 2008年11月にアントニオ猪木率いるIGFでデビューした鈴木。“人間風車”故ビル・ロビンソン仕込みのキャッチ・アズ・キャッチ・キャンと舌鋒鋭い言動を武器に頭角を現す。

 ロビンソンが逝去した2014年3月、世界中のリングで暴れ回った亡き師を目標に掲げ、フリーに転向。ZERO1参戦を皮切りに全日本プロレス、WRESTLE-1、大日本プロレスなど国内主要団体の多くに参戦し、多くのシングル王座を戴冠。女子プロレス団体アイスリボンには“押しかけ”定期参戦。氷結相撲、アイスリボン男子部、死神マシーンズなどでハッピーのリングを混沌に陥れていたことも。近年は女子プロレス団体スターダムの美しきカリスマ、ジュリアとの謎の師弟関係が週刊プロレスの誌面をしばしばにぎわせてきた。

猪木からも大きな影響を受けてきた鈴木(写真は2017年6月)

 そんな鈴木とWWEの間に入団を視野に入れた接点が生まれたのは2019年年頭と見られている。鈴木も前向きな姿勢を示し、同年6月には極秘裏に渡米、WWEパフォーマンスセンターを訪問するなどしていた。

 当初は2020年春にも入団となる見込みだったが、コロナ禍のため無期限延期に。“マット界の素浪人”さながらに鈴木は国内マットを転戦。だが、昨秋、WWEが海外からの入団者受け入れを再開させたことを受け、鈴木の渡米計画も再燃。昨年12月29日の杉浦軍興行・後楽園ホール大会を最後に国内での活動を休止。自ら「失職中」とウソぶいていた。

 鈴木は1月25日にアトランタ経由でオーランド入り。1週間程度の隔離生活を経て、WWEに合流。並みいるコーチ陣のアシスタントのような形ですでに指導者としての活動をスタートさせているが、関係者によると、今後プレイヤーとして活躍する可能性も十分あるという。

過去に幾多の日本人選手がWWE入団を果たしているが、そのいずれとも異なる、鈴木らしい独自のキャリアを積むことになりそうだ。
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