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2021-04-25

【ボクシング】「今年中にできればV10」。寺地拳四朗が一夜明け会見。

昨日、V8を果たした王者・寺地

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 昨日24日、エディオンアリーナ大阪第1競技場で1位・久田哲也(36歳=ハラダ)を大差判定で退け、8度目の防衛に成功したWBC世界ライトフライ級チャンピオン寺地拳四朗(29歳=BMB)が25日午前、オンラインによる一夜明け会見を行った。

 左目下が若干腫れているものの、12ラウンドを戦い終えた翌日とは思えない、いつもの顔。だが、「疲れと筋肉痛があります」と、2019年12月以来の防衛戦という“痕跡”を吐露した。

 試合映像はまだ見返していないそうだが、「いつまとめにいくか、いかないほうがいいのか。その判断が難しいなと感じた」と振り返る。久々の試合に加え、昨年の不祥事を払拭するべく臨んだ試合。「『序盤、硬かった』とたくさんの人に言われました。もっと柔らかくいければ」と、無意識の緊張があったと口にした。

 課題として挙げたのは「継続力」。相手に休憩し、考える“間”を与えない。そのために「攻め続けること」。スパーリングで使用する14オンスグローブと試合の8オンスグローブとの「感覚の違い。被弾したときのことを考えたり」と、その“誤差”を思うようにコントロールできなかったという。

 現在は京都の実家に滞在しており、「まだ決めてないけれど、東京に戻って(普段拠点にしている)三迫ジムに顔を出したときに軽く動こうかな」という。

「試合はどんどんしていきたい。できれば年3試合。こういう(コロナ禍の)状況なのでなんとも言えませんが、今年中にあと2試合、できれば10回防衛したい」。

 昨日の試合後、他団体王者との統一戦、4団体統一を語っていたが、「いちばんは(具志堅用高が持つ世界王座連続防衛の国内記録13を抜く)14回防衛。防衛をしていく中で、他のチャンピオンと戦えれば」と、両にらみの野望を打ち明けた。

文_本間 暁 写真提供_BMBボクシングジム

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