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2021-05-07

【アメフト】WR近江が欧州の新プロリーグELFと契約 「サムライ魂見せる」

欧州の新プロリーグELFのキングスに加入が決まったWR近江克仁=撮影:小座野容斉

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今年6月からヨーロッパで始まるアメリカンフットボールの新プロリーグ、ELF(European League of Football)のライプツィヒ・キングスに、2020年日本代表主将のWR近江克仁(IBMビッグブルー)が加入することになった。5月7日夜、キングスが公式SNSで発表した。

 近江は、アメリカンフットボール・マガジンに以下のように抱負を語った。
 「いつも応援ありがとうございます!この度はELFのライプツィヒ・キングスと契約致しました。場所が変われど、やることは変わりません。自分のベストを尽くし、サムライスピリットをみせてきます!最高に楽しみです!引き続き宜しくお願いします!」

 近江は、立命館大で主将を務め、IBMに加入後は、2019年に544ヤード7TDで、オールXリーグに選出された。2020年の日本代表チームでは主将を務めた。その後は、米育成プロリーグのTSLに参加、今季はカナダのプロフットボールCFLを目指していたが4月中旬のCFLグローバルドラフトでは指名がなかった。

元富士通のQBバードソンとホットライン形成

 キングスには、去年まで3シーズン富士通フロンティアーズのエースQBとして活動し、昨年のXリーグMVPにも輝いたマイケル・バードソンが加入することも決まっている。XリーグでNo.1だったWRとQBがホットラインを形成するのは、日本のファンにとっても見逃せない。

ELFのキングスで、近江と「Xリーグホットライン」を形成する元富士通のQBバードソン=撮影:小座野容斉
ELFのキングスで、近江と「Xリーグホットライン」を形成する元富士通のQBバードソン=撮影:小座野容斉

 キングスのヘッドコーチ(HC)には、欧州の各国で指導者経験を持ち、米国では有名高校のHCやNFLでのコーチ経験も持つフレッド・アームストロング氏が就任する。また、WRでNFLジャイアンツやファルコンズのオフシーズン契約も経験しているアンソニー・デイブルウルフら有力選手の参加も決まっているという。

 ELFはドイツを中心に、スペインとポーランドの3カ国が参加して、今年から新規に始まるヨーロッパのプロフットボールリーグだ。組織は新設だが、2007年まで活動したNFLヨーロッパリーグ時代のチーム名称を引き継いだフランクフルト・ギャラクシー、ベルリン・サンダー、バルセロナ・ドラゴンズなど8チームが参加して6月19日に開幕する予定だ。2021年は、レギュラーシーズンは10試合で、8チームが南北2つのカンファレンスに別れ、地区内は2試合、地区外1試合の計10試合を戦う。上位2チームずつがプレーオフに進み、9月26日に王座決定戦を行う予定だ。


ライプツィヒ・キングスのチーㇺロゴ


ELF2021シーズンの参加チームは以下の通り

ELF北地区
ハンブルク・シーデビルス
ベルリン・サンダー
ライプツィヒ・キングス
ヴロツワフ・パンサーズ(ポーランド)

ELF南地区
フランクフルト・ギャラクシー
ケルン・センチュリオンズ
シュトゥットガルト・サージ
バルセロナ・ドラゴンズ(スペイン)

【小座野容斉】

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