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2021-06-25

【しゅりんぷ池田のカード春秋】故・野村克也氏が残した5ケタの数字

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堂々歴代1位の記録、打数10472

 野村克也氏が亡くなって1年以上が経ちました。同氏と言えば現役時代に数々の記録を打ち立てた日本プロ野球史に残る名選手ですが、自身が生前ボヤいていたように、王貞治が本塁打や打点などの部門で上回り、歴代1位の記録を持っているのは犠飛や併殺打の部門などに留まります。

 不滅の記録と思われた歴代最多出場試合3017も2015年に谷繁元信によって塗り替えられました。出場試合数3000超えはプロ野球80余年の歴史でもこの2人だけ。61年から8年連続本塁打王というのもすごいですが、これも王の13年連続の前ではかすんで見えてしまいます。

 そんな中で異彩を放っているのが同氏の打数10472。これは堂々歴代1位の記録で、打数が1万を超えているのは野村ただ1人なのです(打席は1万超えが9人)。カード裏面の成績欄では打数が掲載されていますが、5ケタ数字は異様に見えます。出場試合数や投球回数など4ケタの数字は見掛けますが、5ケタの数字はほぼ見ないですからね。

 それも南海在籍中の23年間で1万超えを果たしていたのに驚きます。正捕手となったプロ3年目の56年よりホークスを退団する77年までの22年間をほぼレギュラーで通しました。この間、規定打席に届かなかったのは74年の1年のみ。

 この記録を塗り替える選手は出てくるのでしょうか。日本プロ野球史上2人目の3000安打、張本勲の3085安打の更新が期待される坂本勇人なら、この記録に挑めるかもしれません。坂本は昨年までの14シーズンで6852打数。まんざら及ばないような数字にも見えませんが、果たしてどうなりますか。
(週刊ベースボール2020年3月9日号 掲載記事再編)


BBM ホークス80周年 ベースボールカード No.05 野村克也

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