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2021-06-14

【女子プロレス】前代未聞の4冠全権争奪戦、センダイガールズがマーベラスを下す【週刊プロレス】

4冠全権を奪取したセンダイガールズの3人

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13日、都内・大田区総合体育館にてGAEA JAPAN旗揚げ25周年記念興行「GAEAISM」が開催。メインではセンダイガールズとマーベラスによる4冠全権争奪戦がおこなわれ、センダイガールズが勝利。6本のベルトをその手におさめた。

本来GAEAISMは昨年は、GAEA JAPANの旗揚げ25周年となる昨年4月に、後楽園で開催が予定されていたが、初となった緊急事態宣言により1年の開催延期に。その後、カード変更と会場の変更を経て、緊急事態宣言の再発例によりさらに約2カ月の再延期となったが、無事にこの日の開催を迎えた。

大会メインは団体解散以降16年間に渡って封印され続けてきたGAEA JAPANの至宝・AAAW王座と、さらに現王者・橋本千紘の主張によってセンダイガールズワールドシングル&タッグ王座、計6本のベルトの管理権が懸けられた「四冠全権争奪イリミネーションマッチ」に。

ここまで約半年に渡って「Road to GAEAISM」として前哨戦を繰り広げてきた中、マーベラスはエースの彩羽匠を欠いた状態の中でも、若手たちの急成長により奮闘。五分の闘い模様を描いてきており、旗揚げ以来自団体にベルトが存在しないマーベラスにとっては何が何でも落とせない闘いと言えた。

最後は橋本と桃野の一騎打ちとなり、両者雄叫び超えを上げながらの極限の攻防が繰り広げられる中、橋本が桃野をオブライトで脳天からマットに突き刺して3カウント。センダイガールズが歴史的激闘を制して、4冠王座の管理権をその手におさめた。

敗れたマーベラスの面々が嗚咽を上げながらの号泣となる中、欠場中の彩羽が現れてマーベラス7・19後楽園での復帰を宣言すると、「私が復帰するということは、どういうことかわかってますよね?」と橋本に語りかける。

センダイガールズ代表の里村明衣子は、かつて自らの青春を捧げたAAAW王座を奪取した際は、「精神を伝えるために、道場に神棚代わりに飾る」と公言していたが、橋本やDASH・チサコは「自分たちの手でもっともっと価値を上げていける」とも語っており、そのスタンスをまだ明確にはしていない。

両団体によって約半年間繰り広げられてきた抗争は一旦の決着を見たが、16年の眠りから封印を解かれた至宝はさらなる闘いの火種となりそうだ。

BBM SPORTS

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