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2021-06-25

元・横綱の輪島がNWA世界王者・リック・フレアーにプロレスデビュー後初のフォール負け!【週刊プロレス】

リック・フレアーvs輪島大士

 1987年3月12日、全日本プロレス日本武道館大会で輪島大士がリック・フレアーのNWA世界ヘビー級王座に初挑戦した。

 当時、輪島はデビュー8カ月。長州力の欠場というハプニングもあったが、日本マット界では破格の大抜てきだ。

 大声援という後押しを受けた輪島は2段式首折り、ラリアット、タックル、スピニング・トーホールド(3回転)、サイドキック、タックルとラッシュ。大番狂わせの予感が場内に漂う。

 だが、2度目のスピニング・トーホールドを完全にフレアーに読まれて、スモール・パッケージ・ホールドで丸め込まれ、逆転の3カウントを奪われた。

 輪島はシングル12戦目にして初のフォール負け。試合後、フレアーは「彼に不足しているのは経験。経験さえ積めばスモウで頂点を極めたようにレスリングでもチャンピオンになれるかもしれない。力強さとタフさは十分に備わっている。それよりもガッツがすごいよ。今日はスピニング・トーホールドを読めたから助かった」とそのポテンシャルと根性を称賛していた。

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