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2021-06-27

【陸上】陸上の東京五輪日本代表に17名が新たに内定! あとは7月1日のワールドランキングの結果により決定

多田(左)、山縣ら今大会では17名が日本代表に内定した 写真/中野英聡

ヤンマースタジアム長居(大阪)で開催された陸上の第105回日本選手権(兼東京五輪代表選手選考会)は6月27日に4日間の全日程が終了した。男女計34種目のなか、今大会で東京五輪の日本代表内定を勝ち取ったのは計17名のアスリートだった。

 今大会での五輪代表内定は、大会終了時点で世界陸連が各種目に設定した東京五輪参加標準記録を突破し、決勝3位以内を満たすことが条件となっていた。

 その条件をクリアしたのは、下記の一覧のように男子は6種目で14名、女子は3種目で3名(うち2名は2種目めの内定)。男子100mの山縣亮太(セイコー)、女子5000mの新谷仁美(積水化学)以外はすべてオリンピック初出場となる。

【今大会の成績による代表内定者】
(右は五輪代表選出回)

★男子100m
優勝 多田 修平(住友電工) 初
3位 山縣 亮太(セイコー) 3大会連続3回目
★男子200m
優勝 小池 祐貴(住友電工) 初
★男子110mH
優勝 泉谷 駿介(順天堂大4年) 初
2位 金井 大旺(ミズノ) 初
3位 高山 峻野(ゼンリン) 初
★男子400mH
優勝 黒川 和樹(法政大2年) 初
2位 安部 孝駿(ヤマダホールディングス) 初
★男子3000mSC
優勝 三浦 龍司(順天堂大2年) 初
2位 山口 浩勢(愛三工業) 初
3位 青木 涼真(Honda) 初
★男子走幅跳
優勝 橋岡 優輝(富士通) 初
2位 津波 響樹(大塚製薬) 初
3位 城山 正太郎(ゼンリン) 初

★女子5000m
優勝 廣中璃梨佳(JP日本郵政グループ) 初
2位 新谷 仁美(積水化学) 2大会ぶり2度目
※廣中、新谷共に10000mに続き2種目めの代表内定
★女子やり投
優勝 北口 榛花(JAL) 初

 すでに代表内定が決定しているマラソン、競歩、男女長距離(5000m、10000m)と合わせ、6月27日終了時点で東京五輪日本代表は計35名(延べ37名)となった。

 なお、今大会で代表内定とならなかった選手も、世界陸連が7月1日に発表予定のワールドランキングにおいて、各種目の出場上限数(ターゲットナンバー)以内に入っていれば、オリンピックの出場資格を得る可能性もある。

 ワールドランキングは特定期間の選手の競技会成績を独自の計算方式でポイント化したランキング制度で、競技会のランクや記録によって決定される。

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