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2021-06-25

【日本選手権】ケンブリッジが準決勝で涙を飲む「陸上競技って難しいなと感じました」

準決勝で桐生祥秀の隣のレーンを走ったケンブリッジ 写真/毛受亮介

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東京五輪代表選考会を兼ねた陸上の第105回日本選手権(大阪・ヤンマースタジアム長居)。初日の6月24日に行われた男子100mに自己ベスト9秒台が4選手、日本歴代10傑に名を連ねる6選手が出場するなか、日本歴代9位(10秒03)の自己ベストを持つケンブリッジ飛鳥(Nike)は準決勝で敗退した。

 ケンブリッジは2016年日本選手権100mを制し、リオ五輪代表に。本大会では100mで準決勝進出を果たし、銀メダルを獲得した4×100mリレーではアンカーを務め、ウサイン・ボルト(ジャマイカ)と競り合いを演じるなど強いインパクトを残した。

 翌17年もロンドン世界選手権、18年はジャカルタ・アジア大会に出場。その後はケガ等もあり、本来の走りから遠ざかっていたが、昨年8月、福井での競技会で3年ぶりの自己ベスト更新となる10秒03をマーク。だが、今季はなかなか調子が上がらないまま、今大会を迎えていたという。


納得のいく走りができずに敗退。悔しさばかりが残った 写真/毛受亮介

 以下、レース後のコメント。

「予選、準決勝とも良いところなく終わってしまったかな、と。悔しいです。難しいシーズンになってしまい、残念な気持ちでいっぱいです。最初から最後まで思ったような動きができずに終わってしまった感じです。最初は痛みがあり、ストレッチでハムストリングスが伸びなかったり、うまく力が入らなかったこともありましたが、やるべきことはやってきました。リオ五輪の後も世界で戦える選手を目指してやってきて、ほとんどのシーズンでそこに届くことなく終わってしまったことは、何ですかね、やっぱり、陸上競技って難しいなと感じました」

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