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2021-06-28

【陸上】東京五輪代表内定選手が会見。多田「オリンピックで活躍できればかっこいい」

東京五輪仕様のユニホームに身を包んだ8人の代表内定選手(左から三浦、泉谷、北口、多田、山縣、橋岡、金井、廣中)

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6月28日、大阪府内のホテルで陸上の東京五輪日本代表内定会見が行われ、第105回日本選手権(6月24~27日/ヤンマースタジアム長居)で代表内定条件をクリアした8選手が出席。それぞれの戦いを振り返るとともにオリンピック本番への抱負を語った。

 出席者は男子100m優勝の多田修平(住友電工)、同3位の山縣亮太(セイコー)、それぞれ日本新記録で優勝を飾った男子3000m障害の三浦龍司、男子110mハードルの泉谷駿介の順天堂大勢、男子110mハードル2位の金井大旺(ミズノ)、自己ベストで男子走幅跳を制した橋岡優輝(富士通)、10000mに続き女子5000mで代表内定となった廣中璃梨佳(日本郵政グループ)に女子やり投の北口榛花(JAL)の8選手。

 以下は選手ごとの質問に対するコメントの要約。

1.日本選手権(選考会)を終えての感想とオリンピックへの抱負
2.コロナ禍において自身の競技観など変わったことは?
3.自分自身にとっての東京五輪の位置付け

三浦龍司(順天堂大2年/男子3000m障害)
1.「タイムとしては8分10秒台前半、決勝に残って勝負したい。初めてのオリンピックなのでしっかり戦いたいと思います。最年少の19歳ということは意識していませんが、若さをパワーに変えて頑張りたいです」
2.「大学入学直後に学内の施設が閉鎖されて実家に帰ったり、練習環境が変わったりしました。また、夏にいざ競技会が始まると無観客開催が多く、今までのことが当たり前のことではなかったんだと痛感しました。見ていただく方と空気を共感できなかったことは悲しかったです。最近になって制限のなかでもお客さんが入ってきて、少しずつ盛り上がりが戻りつつあるので、今後もそうなればいいなと」
3.「この年齢でオリンピックを経験できるので、しっかり戦って、今後の国際大会に出たときの糧になるような大会にしていきたいです」

泉谷駿介(順天堂大2年/男子110mハードル)
1.「今回、13秒06(日本新)を出したので、そのタイムをコンスタントに出せるようにして、しっかりオリンピックの決勝では食らいついていきたい」
2.「自分は3回、ハムストリングスのケガしてしまったので、延期になったぶんチャンスととらえて取り組んできました」
3.「東京で開催されるオリンピック、そこで見聞したことをしっかり身につけて頑張っていきたいです」

山縣亮太(セイコー/男子100m)
1.「厳しい代表選考を勝ち抜いてほっとしています。オリンピックでは100%の力を出しきって決勝に行けるようにしたいです。今回3度目の出場になりますが、オリンピックという舞台でパフォーマンスすることは、初めてのときも、3度目のときも、いい緊張感のなかで臨むことに変わりないので、頑張っていければと思います。(4×100mRについて)目標は変わらず金メダルで、日本の良さはチームワークなので、それを発揮できればと思います。走順については、どこでもいいです。適材適所で」
2.「競技を続けることが大変ななか、走る目的であったりスポーツの意義みたいなものを考えさせられた時期でした。ただ、スポーツはやはり楽しいものだと感じましたし、そういうことをモチベーションにやってきました」
3.「どこまで競技を続けるかは全然決めていませんので、今大会を区切りとは考えていません。ただ29歳といい年齢なので、しっかりいい結果を残したいという思いはいつも(過去2回)よりは強いです」

多田修平(住友電工/男子100m)
1.「100mの代表として、共に厳しい戦いをして悔しさを味わった選手のぶんまで頑張りたい。(2日前の決勝後は)メンタルも削られたので、レース後は休みました。次の日も2日後も、スタバにいました(笑)。リレーでは目指すところは金メダルです。走順は、できれば、1走がいいです。今まで1走しか務めてきていないので…。すいません、ジコチューみたいで(笑)」
2.「思うように練習できない時期もありましたが、そういうなかでも選手としてはオリンピックが開催されることを前提に取り組んできました。日本選手権は(選考会という)怖さもありましたが、最近では試合を楽しめています」
3.「2017年くらいから注目してもらってきて、自分も東京五輪を目指してきた。そこで活躍できればかっこいいという思いもあるので、しっかり走ってアピールできればいいなと思います」

北口榛花(JAL/女子やり投)
1.「調子が悪く、不安は大きかったけど、無事内定してほっとしています。オリンピックでは(最初の)3投以内にしっかり投げることが必要だと思いますし、それができればメダルも夢じゃないと思っているので、メダルを目指して頑張りたいです」
2.「海外にいるコーチに1年以上、会えず、リモートで指導を受ける大変さがありました。自分から望んでコーチングを受けるためにコーチを見つけてきたので、やはり直接(やり取り)できないと難しい部分も。1年ぶりに会ったときに、自分がやってきたことと、コーチの意図が違うことに気づいて、コーチの言うことを理解できるようにしていかなければと感じました」
3.「競技を長く続けるなかで、自国のオリンピックを経験できることは運がいいと思います。一つの通過点ではありますが、特別なものでもあります。初めてテレビの世界の中に行けるので、楽しみです」

橋岡優輝(富士通/男子走幅跳)
1.「まずはひと安心しています。メダルを目標にしているので、残り1カ月そこに向けてやれることを一つずつ取り組んでいければと思います」
2.「自分にとってはプラスになりました。昨年の5月くらいは精神的にきつくなった時期もありましたが、それでも今となっては大変な時期ではありますが、オリンピックを楽しみに迎えられればと思います」
3.「自国で開催されるオリンピックに出れることは、競技人生においてほとんどないものです。それを社会人1年目という比較的若い時期に迎えるということで、その結果によってのちのちの競技人生に影響があるような、ポイントになってくるのではないかと思っています」

金井大旺(ミズノ/男子110mハードル)
1.「一発勝負なので、フライングがあったけど、落ち着いて対応できました。最初で最後の挑戦なので、悔いのないように1カ月間過ごしていきたい」
2.「トレーニングができない時期に、今までのトレーニングに対する考え方を再考できた良い機会になりました。今季に向けては、その意味では良い方向に向かいました」
3.「最後の挑戦。後がないのですが、そういう状況をプラスにとらえて出せるものすべてを出したいです」

廣中璃梨佳(日本郵政グループ/女子5000m ※10000mは5月に内定済み)
1.「今回2種目出場できるということで、昨日のレースでは悔しい部分と課題も見えたので、悔しさを味わった選手や応援している方々の期待にこたえるよう頑張りたい。先輩の鈴木亜由子さんがリオで代表権を得ていたので、それを見て憧れていた。亜由子さんは、今はマラソン代表でずっと一緒に練習しているわけではないのですが、一緒に練習するときには背中に付いていって切磋琢磨していければ」
2.「社会人になってからの2年間は夏に良くなったので、その悔しさを今シーズンに向けて調整を続けてきました。走る以外の体幹トレーニングに目を向けるなど、良い機会になったとは思います」
3.「初めての出場なので、自分にとっては良い通過点になればと考えています。今、できることを最大限にやって、5000mでは決勝進出を目指したいです。そこでどこまで自分が世界でどこまで戦えるかを試す機会にしたいです」

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