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2021-07-12

SWS崩壊後にジョージ高野と高野俊二が中心となってPWCが船出【週刊プロレス】

旗揚げ戦では高野俊二が挨拶

 1993年2月13日、愛知・東海市民体育館でPWC(プロ・レスリング・クルセイダーズ)が旗揚げした。

 この頃になると団体の旗揚げは日常茶飯事。“旗揚げ戦”の神通力も薄らいでいた。SWS崩壊後に天龍源一郎のWAR、反天龍源一郎派のNOWと細胞分裂した後、PWCも旗揚げ戦を迎えた。

 エース格はジョージ高野と高野俊二。だが、2人がズバ抜けていて、ライバルになるような選手はほかにいない。

 エース兼社長の俊二はなんと第1試合に出場。島田宏と組んで、戸井マサル&渡辺幸正(デビュー戦)と対戦した。メインはジョージがジェリー・モローと組んで、高木功&アイアン・ホースと対戦。ジョージがホースをムーンサルト・プレスで撃破したが、全体的に2年のブランクがあった高木功の不甲斐ないファイトが目立ち、リングサイドで観戦していた俊二とのにらみ合いがハイライトとなった。

「もっと気迫を出せよ!」

 俊二に叱咤されても高木は「ああ言われても、しょうがないでしょ。やっぱり悔しいけど…」と何も言い返せなかった。

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