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2021-07-22

【柔道】日本女子では唯一人の五輪2大会連続出場の63kg級・田代が、経験値の高さを生かす

大会4日目/7月27日(火)
女子63kg級
田代 未来[コマツ]
TASHIRO Miku

「コマツに入社した1年目に東京五輪の開催が決まり、私自身の目標として定まりました」という田代。これまでの長いキャリアおいては、5年前のリオ五輪3位決定戦で敗れ、一時は大きな喪失感も味わったが、「応援してくれるたくさん方々が、自分以上に自分を信じてくれたので一年一年、頑張ってこられた」と素直に感謝の意を表する。

 体力面の向上とともに逞しくなったのは、やはり精神面だ。「ネガティブに考えず、自分をだますくらいの気持ちでやってきた。うまくいかないときでも気持ちを奮い立たせました」と語り、メンタルの充実が近年の好成績に反映されている。

 日本女子代表では唯一人、2度目の五輪に臨む田代。絶対女王として長くその座に君臨するアグベニュヌー(フランス)を倒し、目標としてきた大舞台で最高の笑顔を見せてくれるだろう。

◎田代未来の柔道スタイル
日本女子代表選手の中で唯一人、オリンピックを経験している。持ち味としては攻撃力が高く、非常に安定感のある選手である。どのような組み手からでも繰り出せる足技と、確実に仕留める寝技が武器。


フィジカル、メンタルともに逞しくなった田代が金メダル獲得に挑む(写真/IJF)

Profile
たしろ・みく◎1994年4月7日生まれ/東京都出身/高尾警察・相武館吉田道場/相原中-淑徳高-コマツ/164cm/左組み/得意技=足技/14・15年世界選手権3位、15・16・17年ワールドマスターズ優勝、16年リオ五輪代表、18・19年世界選手権2位、19・20年GSデュッセルドルフ優勝、21年GSタシケント優勝

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