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2021-07-23

【柔道】「畳の上ではいい子でなくてもいい」。向翔一郎が「がまん」と「意外性」で混戦の90kg級に挑む

大会5日目/7月28日(水)
男子90kg級
向  翔一郎 [ALSOK]
MUKAI Shoichiro


 リオ五輪金メダリストのベイカー茉秋がケガで出遅れる中、大学4年生だった向は17年の選抜体重別で優勝し、18年の世界選手権には団体戦メンバーに選ばれ、優勝に貢献。

世界を経験して痛感し「パワーとスタミナ」の強化に取り組み、徐々に結果を残し始めた。19年には晴れて個人代表として世界選手権で銀メダルを獲得。最後まで続いた長澤憲大、村尾三四郎との激しい代表争いを制し、オリンピック代表の座を勝ち取った。

 社会人になり、「がまん」ができるようになったことが結果につながったが、畳の外では軽率な行動で注意を受けることも。コロナ禍から復帰後は2020年の年末に無差別の全日本選手権に挑戦、年明けのワールドマスターズ、グランドスラム・アンタルヤと積極的に大会に出場するも結果が出せずにいたが、アジア・オセアニア選手権で準優勝し、ようやく吹っ切れた。

「畳の上でもいい子になろうとしていた」。持ち前の思い切りのいい、奔放な柔道で混戦の90kg級制覇を目指す。

◎向翔一郎の柔道スタイル
得意技は背負投。担ぎ技をベースに腰技、足技、捨て身技、寝技となんでもこなす。身体能力が高く、柔道センスが抜群に良く、試合度胸があり意外性を発揮する。「我慢」=「手堅さ」と「意外性」=「大胆さ」を使い分けることができる選手。


「がまん」ができるか。混戦の90kg級で頂点を目指す向翔一郎(写真/IJF)

Profile
むかい・しょういちろう◎1996年2月10日生まれ/富山県出身/白根柔道連盟鳳雛塾/雄山中-高岡第一高-日本大-ALSOK/178cm/左組み/得意技=背負投/17・19年全日本選抜体重別選手権優勝、18年GSパリ、GS大阪優勝、19年世界選手権2位、20年GSデュッセルドルフ3位、20年全日本選手権出場、21年アジア・オセアニア選手権2位

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