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2021-07-26

【東京五輪・陸上展望】女子10000m/ハッサン、ギディの優勝争い。新谷の奮起に注目

世界のトップに勝負を挑む新谷

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【女子10000m日程】
決勝      8月7日 19:45


  今季、2回世界新記録が更新されている。まずS・ハッサン(Hassan/オランダ)が6月6日に29分06秒82。その2日後にL・ギディ(Gidey/エチオピア)が29分01秒03と5秒以上更新してみせた。世界歴代6位の記録を持つG・ツェガイ(Tsegay/エチオピア)は、5000m専念のためこの2名が中心となりそうだ。

 2人に対抗できるのは5000mで2017年、19年と世界選手権連覇中のH・オビリ(Obiri/ケニア)。ケニア選考会を制し、代表権を得た。10,000mでは19年同選手権5位で今回も上位進出を狙う。

猛暑の中で行われた全米選手権を勝ち上がった選手たちも東京五輪で力を発揮しそうだ。優勝したのはE・シッソン(Sisson/アメリカ)で、17年世界選手権の9位、19年世界選手権での10位を上回りたい。持ちタイムで彼女を上回るK・シュワイツァー(Schweizer)も侮れない存在だ。

 日本勢では新谷仁美(積水化学)に期待がかかる。昨年12月に日本選手権で30分20秒44と大きく日本記録を更新。これは昨年の世界リスト2位だった。今季は世界的に水準が上がっているが、13年世界選手権では5位入賞の経験もあり、それを上回る快走を期待したい。

 また5000mをメイン種目とする廣中璃梨佳(日本郵政グループ)、マラソンで17年世界選手権出場経験のある安藤友香(ワコール)も粘り強い走りで上位陣に食い下がりたいところだ


ハッサンの記録を塗り替え波に乗るギディ
ハッサンの記録を塗り替え波に乗るギディ



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