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2021-07-27

【東京五輪・陸上展望】女子4×100mリレー/ジャマイカの勝利は濃厚か

個の走力の高いジャマイカが有利か

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【女子4×100mリレー日程】
予選       8月5日  10:00
決勝       8月6日  22:30


 アメリカのS・リチャードソン(Richardson)が薬物(大麻)違反で出場停止を受けてしまった。彼女が出場していればベテラン中心のジャマイカに若手中心のアメリカチームが挑戦する、という構図が成り立っていただろうが、現状ではジャマイカ有利は動かなくなった。

 ロンドン五輪、リオ五輪ではアメリカが大会連覇。一方で、過去3回の世界選手権ではジャマイカが2回、アメリカが1回優勝しており、実力は拮抗していると言える。

 だが、今シーズンに目を向けるとアメリカは今季ベスト10秒96のJ・オリバー(Oliver)を筆頭に11秒00のG・トーマス(Thomas)ら。対してジャマイカはS・フレイザー=プライス(Fraser-Pryce/ジャマイカ)、E・トンプソン(Thompson)、S・ジャクソン(Jackson)、N・モリソン(Morrison)と、B・ウィリアムス(Williams)と、今季ベストが10秒台の選手が顔をそろえる。特にフレイザー=プライスとトンプソンの存在が大きく、個人の走力だけで見ればジャマイカのほうが上。ゆえにアメリカが優勝するために必要なのは絶妙なバトンパスになるだろう。

 12年ロンドン大会以来の出場を果たした日本は、7月16日の大阪選手権で43秒87をマーク。前回リオ大会の決勝進出ラインは42秒7台であり、まずは日本記録更新がターゲットとなりそうだ。


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