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2021-07-27

【東京五輪・陸上展望】女子三段跳/本命はロハス、メダル争いは熾烈

盤石の強さを誇るロハス

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【女子三段跳日程】
予選       7月30日 19:05
決勝       8月1日   20:20


 リオ五輪で14m98(+0.8)の銀メダル獲得以降も成長し続けているY・ロハス(Rojas/ベネズエラ)が、大きな失敗をしない限り金メダルは間違いなしである。今季も15m43(+0.7)と世界ランキングトップで、2位のS・リケッツ(Ricketts/ジャマイカ)とは45㎝もの差をつけている。

 ロハスは走幅跳でも7m27(+2.7)をマーク。15m50の世界記録を保持するI・クラベッツ(Kravets/ウクライナ)が、1992年バルセロナ五輪の走幅跳で7m12(-0.2)を跳躍して銀メダルを獲得していたことからすれば、世界記録更新の条件がそろったとも言える。

 決勝が行われる8月1日、その21時前後にロハスが金メダルと同時に世界記録更新を達成し、ピットの周囲を歓喜の声を上げて駆け回ることもあり得るだろう。2000年シドニー五輪男子走幅跳金のI・ペドロソ(Pedroso/キューバ)がコーチであり、大舞台での難しさを知り尽くしていることも、ロハスの強みだ。

 一方で銀、銅メダル争いは混沌としており、誰が獲得してもおかしくない。候補は今季14m90台をマークしているリケッツにL・ポヴェア(Povea/キューバ)、K・オージ(Orji/アメリカ)の3人の争いになるだろう。


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