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2021-07-26

【柔道】詩に続いた! 66kg級・阿部一二三がV、史上初の兄妹同日優勝

男子66kg級

阿部一二三[パーク24]

優勝

 先に妹の詩が歓喜の優勝を決め、それを見届けた一二三が、静かに決勝の畳に上った。

 決勝の相手は、準決勝でリオ五輪銅メダリストのアン・バウル(韓国)を力でねじ伏せて勝ち上がってきたパワーファイターのマルグベラシビリ(ジョージア)。慎重な組み手争いから、マルグベラシビリが左で背中を持って間合いを詰めてきたところ慌てずに対応、右手で相手の袖を持った瞬間、大外刈でマルグベラシビリを畳に叩きつけた。

 この日の阿部は、徹底的に研究されてなかなかいいところを持たせてもらえない中で、決して慌てず、粘り強い組み手争いからワンチャンスを確実にものにして勝ち上がった。この日威力を見せたのは、両袖を持って袖釣込腰に入る動きからの大外刈で、相手は全く対応ができていなかった。

 地元開催のオリンピックで史上初の兄妹同日優勝――。阿部兄妹が新たな伝説を刻んだ。

◎阿部一二三のコメント
「妹が先に金メダルを獲って、すごく燃えたというか、もう絶対にやってやるしかないと、プレッシャーは全然ありませんでした。今日は落ち着いて自分の柔道ができて、その中でもしっかり前に出で一本を取りに行く柔道が出せたので、とてもよかったと思います。こういう(コロナ禍という)状況でオリンピックを開催していただき、僕たち選手はすごくありがたいですし、僕自身、初出場で金メダルを獲れて、史上初の兄妹で同日優勝という目標も達成できました。目標を達成できたのは、周りの方々に支えてもらい、沢山の人に応援してもらったから優勝できたと思います。これからもオリンピックチャンピオンの名に恥じないように頑張っていきたいと思います」


66kg級決勝、大外刈から抑え込みにかかる阿部一二三(写真/IJF)


目標の兄妹同日優勝を達成、表彰式後におどけた表情を見せる阿部兄妹(写真/JMPA)

◎阿部一二三/東京五輪全戦績
2回戦Ⓖ○大 外 刈△ レブローチ(フランス)
3回戦 ○(技あり)△ ヨンドンペレンレイ(モンゴル)
準決勝   ○背 負 投△    カーニン(ブラジル)
決 勝 ○(技あり)△   マルグベラシビリ(ジョージア)








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