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2021-08-09

8月9日は“噂のスーパールーキー”浜田文子が鮮烈デビューの日【週刊プロレス】

浜田文子は立ち姿だけでもカッコイイ

 1998年8月9日、アルシオン後楽園ホール大会で“噂のスーパールーキー”浜田文子がデビューした。

 文子はグラン浜田の娘。デビュー前から注目され、端正なルックスと類まれな運動能力を持ち合わせていた。

 後楽園ホールの南側最後列から姿を現した文子は威風堂々とポーズ。スーパールーキーというよりもすでにスーパースターと言わんばかりの華があった。

 サルトモルタル、アームホイップ、ブレーンバスター、フィッシャーマンズ・バスター…。文子は序盤からキャンディー奥津相手にデビュー戦とは思えない種類の技を的確に決めていく。

 さらに、父譲りの飛びつきスイングDDTも敢行。完璧なフォームでムーンサルト・アタックも決め、スケールの大きさを感じさせた。極めつきは父直伝のウラカン・ラナだ。これはパワーボムで切り返され3カウントを奪われたが、勝利への執念さえも感じさせた。

「もっともっと練習して、勝てるようになります」

 あまりにも鮮烈なデビュー戦だった。文子は言葉少なに試合を振り返ったが、父の姿を見つけると号泣。そんな愛娘にグラン浜田が感慨深そうに「泣くな、バカ。胸張れ。オレのデビュー戦よりずーっとよかったよ。目いっぱいやってたじゃねぇか」と声をかけていた。

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