close

2021-07-31

【柔道】五輪初採用の男女混合団体戦、日本は決勝でフランスに敗れて銀メダル

男女混合団体戦、日本はフランスとの決勝に敗れ銀メダルとなった(写真/GettyImages)

全ての画像を見る
男女混合団体戦

日本

準優勝

初戦の相手はドイツ。1階級上のストールと対戦した阿部詩が奮闘およばず敗れ、絶対王者の大野将平がワントケに体落「技あり」で足元をすくわれるまさかの連敗スタートになったが、新井千鶴が落ち着いた試合運びで合わせ技「一本」。風向きを変えると、向翔一郎、素根輝が連勝して逆転。最後はウルフ アロンが難敵のフレイを延長戦の22秒、肩車で押し込んで鮮やかに「技あり」。集中しきった表情で安堵の息をついた。

 続く準決勝では、ロシア・オリンピック委員会と対戦。まず大野が、わずか31秒で横車「一本」を決めてチームに勢いをつけ、新井は個人戦で大激闘を演じたタイマゾワに谷落からの崩上四方固で合わせ技「一本」。3試合目の向は、イゴルニコフの粗野な手出しにも冷静さを保ち、袖釣込腰、小内刈などで攻撃した。結局、「指導3」を付けて勝利。そして素根が豪快な背負落で締め、4-0で完勝。後ろに控えていたウルフと芳田司を温存して決勝進出を果たした。

 最後の相手は、宿敵のフランス。個人戦の結果が芳しくなかった同国は、この最終日に懸ける思いが非常に強かった。日本は新井がアグベニュヌー、向がクレルジェを相手にそれぞれ奮闘したが、2試合を落とす。3試合目は素根が、ディッコに苦しめられながらも大内刈と横四方固の合わせ技で一本勝ちしたが、ウルフがリネールに延長戦の末に善戦およばず惜敗。この決勝が初登場となった芳田がシジクに内股で「技あり」を献上し、大野に出番を回すことなくフランスの金メダルが決まった。

男女混合団体戦決勝、リネールに果敢に挑んだウルフだったが惜しくも勝利を挙げることはできなかった(写真/GettyImages)
男女混合団体戦決勝、リネールに果敢に挑んだウルフだったが惜しくも勝利を挙げることはできなかった(写真/GettyImages)

◎決勝結果
フランス 4-1 日本
70kg級  アグベニュヌー ○合   技△ 新井 千鶴
90kg級 Ⓖクレルジェ   ○隅   落△ 向 翔一郎
70kg超級 ディッコ    △合   技○ 素根  輝
90kg超級Ⓖリネール    ○(技あり)△ ウルフ アロン
57kg級     シジク     ○(技あり)△ 芳田    司
73kg級  シャイン            大野 将平

◎順位
優 勝 フランス
準優勝 日本
3 位 ドイツ
3 位 イスラエル

オリンピック男女混合団体戦初代王者に輝き、歓喜のフランスチーム(写真/GettyImages)
オリンピック男女混合団体戦初代王者に輝き、歓喜のフランスチーム(写真/GettyImages)

新井千鶴のコメント
「先鋒としてしっかりいい流れを作らなければいけなかったんですけど、不甲斐ないです。自分自身に何とも言えない気持ちです」

向翔一郎のコメント
「個人戦で思うような結果を残せなかったし、団体戦では少しでもみんなのために闘えるようにと思ったんですけど、最終的に足を引っ張ってしまって、本当にチームのみんなに申し訳ない気持ちがあります」

素根輝のコメント
「みんなで優勝を目指していたので2位という結果で悔しいです」

ウルフ アロンのコメント
「これから僕が柔道を続けていく上で破らないといけないカベだと思っていたので、今回その壁を破ろうと思ったんですけど、最終的に計画通りにはいかずに不甲斐ない結果に終わってしまいました」

芳田司のコメント
「チームのために1点取りたかったんですけど、取れなかったです。決勝だけ出させてもらえるということで、しっかり準備していったんですけど自分の流れにすることができなかったです」

大野将平のコメント
「まずはオリンピック前半戦、柔道競技の応援ありがとうございました。フランスチーム、強かったです。尊敬しています。正直、この場で自分の柔道を見せたかったというのはありますが、このチームで戦えたことを誇りに思っていますし、井上監督、増地監督を男にすることができず残念です。キャプテンとしてチームを優勝に導くことができなかった責任を感じています。また3年後、日本チームとしてリベンジできるように精進していきたいです」

男女混合団体戦決勝でフランスに敗れ準優勝に終わった日本(写真/GettyImages)

(写真/GettyImages)

PICK UP注目の記事

PICK UP注目の記事