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2021-08-27

大仁田厚&テリー・ファンクが“師弟タッグ”初結成「レスラーには夢があり、友があり、兄弟があり、そして師匠がいるんですよ」【8月27日は何の日?/週刊プロレス】

日本のリングで初めて“師弟タッグ”を結成した大仁田厚とテリー・ファンク

 1993年8月27日、FMW埼玉・戸田市スポーツセンター大会で大仁田厚とテリー・ファンクが初合体を果たした。

 当日は台風が関東地方を直撃。大雨による浸水のため、東京の交通網は完全にマヒしていたが、戸田市スポーツセンターは満員の観衆を動員。大仁田&テリー初合体の“引き”の強さを示した。

 迎えたメイン。場内に「スピニング・トーホールド」のメロディが流れると、通路にワーッとファンが群がり、割れんばかりの「テリー」コールが発生。さすがの大仁田も真っ青の超人気ぶりだ。

 初タッグ結成だが、ストリートファイトマッチゆえ、握手もそこそこに場外での大乱闘がスタート。合体プレーは2~3回ぐらいしか見られなかった。

 それでも役者がそろえば試合は締まる。とりわけ日本では初めてとなるテリーのジーンズ姿での流血死闘はバッチリときまっていた。

 試合ではミスター・ポーゴ&リッキー・フジに勝利。大仁田は「レスラーには夢があり、友があり、兄弟があり、そして師匠がいるんですよ」と語っていた。

 この一戦であらためてわかったのは、ワイルドなテリーの血を大仁田が受け継ぎ、それがFMWの源流だということ。試合後、大仁田と昔話をしているうちにテリーは感極まって涙をこぼしていた。

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