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2021-08-23

“秘技”フェニックス・プレックス・ホールド解禁…飯伏幸太がKO-D無差別級初戴冠!【8月23日は何の日?/週刊プロレス】

フェニックス・プレックス・ホールドを放った飯伏幸太

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 2009年8月23日、DDT両国国技館大会で飯伏幸太がKO-D無差別級王座初戴冠を果たした。

 当時の飯伏は人知れぬジレンマに悩まされ続けていた。大きなチャンスが次から次へと巡ってくるのだが、自分らしい闘いをやり切れずにいたのだ。

 みんなが知っている飯伏幸太であり続けようとした結果、それは本来の飯伏幸太ではなくなっていた。プロとして期待に応えることは大切。だが、このままではダメになる。

 飯伏は打開策として「プロレスごっこ」を解禁。冷徹な表情で挑戦者をあしらうHARASHIMAに当時は絶対に出さなかったパワー系の技であり、プロレスごっこ解禁の証でもあるラリアットを敢行。さらに「14年前のプロレスごっこの技」という「フェニックス・プレックス・ホールド」で3カウントを奪った。

 舞台はDDT初となる両国国技館大会のメイン。試合後、飯伏はすぐに控室に戻ると、ライブ中継を駆使したエンディングに参加。そこで嬉しく楽しくてしょうがない時に見せるバック宙を披露。飯伏の背中の翼が、のびのびと羽ばたく時がきたようだった。

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