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2021-09-10

「マサ北宮は今でもカワイイ後輩の1人」中嶋勝彦インタビュー①【週刊プロレス】

N-1の優勝トロフィーを持つ中嶋勝彦

 NOAH毎年恒例のシングルリーグ戦「N-1 VICTORY 2021」の開幕が9・12後楽園ホールに迫ってきた。今年も優勝候補として名前が挙がっているのが前年度覇者の中嶋勝彦。今年のN-1に向けて、中嶋は現在どんな心境でいるのか。まずはNOAH6・26TVマッチで健介オフィスのおとうと弟子であるマサ北宮との「敗者髪切り金網デスマッチ」で敗れて丸坊主となったことについてからインタビューはスタート。

――昨年10月以来となるインタビューを受けていただき、ありがとうございます。

中嶋 なんでインタビュー来なかったの? オレはずっと待ってたんだ。久々だな。

――そうでしたか…まず聞きたいのは今年6・26TVマッチです。マサ北宮選手と敗者髪切り金網デスマッチで対戦しました。

中嶋 随分と昔の話だな。

――実際やってみてどうでしたか?

中嶋 スッキリしたよ。

――過去の因縁が清算された。

中嶋 いや、そもそもオレの方はないからね。全部、向こうだから。オレがしゃべることじゃないよ。状況的に受けて立った感じ。アイツが2人以外誰もいらないから金網って言って、オレがわかったから負けたら坊主って言った。それだけでしょ。

――実際に金網戦はどうでしたか?

中嶋 いつもと違ったよ。無観客だったし、異空間みたいだった。

――難しさはありましたか?

中嶋 リングの外に出られないから範囲が狭まった。より相手に集中できたかな。リングの空間をつかむのが難しかった。普段と違ったからね。

――金網上からのミサイルキックも決めました。

中嶋 アレはやろうとしてた。

――北斗晶さん譲りですか?

中嶋 解説にいたでしょ?

――北斗さんが金網上からミサイルキックを放った相手であるブル中野さんがいましたね。

中嶋 そう。あとは特別だからね。金網っていうのを楽しもうと思ってた。それが本音。どうせなら楽しまないと。楽しむっていろんな意味があるけど(苦笑)。

――勝敗としては完敗でした。

中嶋 もちろん悔しかったよ。

――それでも受け入れる?

中嶋 受け入れるしかないでしょ。

――金網で闘って、スッキリした?

中嶋 いや、その後にGHCタッグ王者決定戦(7・22後楽園)があったでしょ。しつこい男だったよ。金網で髪を切ってもGHCタッグ王座のことも持ち出してくるんだから。

――髪を切られたことについてはどんな感情を持っていますか?

中嶋 スッキリした。

――その意味でも(笑)。

中嶋 でも、アレはアレで自分の気持ちで切るのと、人に切られるのじゃ違ったね。屈辱だった。

――そうは見えませんでしたが…。

中嶋 あんまり表に出さなかったけど、いろいろ感情が出る一戦だったよ。マサとの金網だからね。向こうはずっと嫌いだったかもしれないけど、こっちはずっと好きだったからね。今でもカワイイ後輩の1人だから。もともとジ・アグレッションで組んでたし。一緒にGHCタッグのベルトも取って、金剛になってもまた一緒にやってきたし。NOAHの中だけでもいろんなストーリーがあるよ。オレの中ではアイツとの時間は濃い時間。金網でやって、いろんな思いがこみ上げてきたよね。

――でも、屈辱だった。

中嶋 勝負だからね。負けたら、屈辱でしょ。不本意に髪を切らなきゃいけなかったし。

――ここまで話を聞いていると、そこまでの感情がありながらも、なぜ出さなかったのでしょうか?

中嶋 スッキリしたからね。オレはアイツみたいにネチネチいけないから(苦笑)。過去は忘れるタイプ。過ぎたことをいちいち気にするよりも、これからどうするかが大切でしょ。

※②へ続く。

【週刊プロレスNo.2138(2021年9月8日号)掲載】
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