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2021-09-27

令和3年九州場所(11月場所)予想番付 4力士が再入幕

3場所出場停止で幕下下位まで落ちた阿炎が幕内復帰

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元小結阿炎が幕内に復帰

場所直前に新型コロナ陽性者が出たため、宮城野部屋の力士は全員休場。番付は据え置きとした。白鵬の休場により、新横綱でひとり横綱となってしまった照ノ富士は、序盤から安定した取り口で、単独トップに立ってからは一度も並ばれることなく5回目の優勝。綱の責任を果たした。

三役陣は出場停止の朝乃山を除いて、小結の髙安だけが負け越し。小結の枠が1つだけ空いた。ここに誰が入るのか。西2枚目で9勝の霧馬山と西4枚目で10勝の大栄翔の争いとなる。ここでは霧馬山を上げたが、非常に難しい。霧馬山が上がっていれば新小結となる。

幕内は平幕上位で途中休場した北勝富士と琴ノ若の扱いが難しい。この2人を翔猿の下にすると負け越した翔猿の番付が上がってしまう。下げなさすぎだが仕方がない。

幕内と十両の入れ替えは、幕内から落ちる成績の力士が德勝龍、千代ノ皇、一山本、剣翔の4人。十両から上がれる成績の力士は優勝した阿炎、天空海、佐田の海、松鳳山の4人なので、すんなりと決まるだろう。全員が再入幕となる。

十両と幕下の入れ替えは、十両から落ちる成績の力士が朝志雄、貴健斗、旭秀鵬の3人。名古屋場所後に貴源治が懲戒解雇になったため、4人が上がれる。幕下から上がれる成績の力士は東筆頭で5勝の寺沢と東2枚目で5勝の平戸海だけ。そのほか西2枚目で4勝の荒篤山も間違いないだろう。寺沢と平戸海は新十両となる。

4番手は東4枚目で4勝の常幸龍だが、下2枚半で3点負け越しの旭秀鵬との比較でどうするのかが難しい。14日目に2人の対戦が組まれ、常幸龍が勝っているので、ここでは常幸龍を上げたが、旭秀鵬が残る可能性もある。

白鵬が29日(水)の番付編成会議前に引退届を提出すれば、幕内に剣翔、十両に旭秀鵬が残ることになるだろう。

文=山口亜土(月刊相撲編集長)

11月場所予想番付

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