第2試合ビックカメラ高崎 2-0 トヨタ自動車▲3回に先制の三塁打を放ったビックカメラ高崎・市口侑果
トヨタ|0000000=0
ビック|002000X=2
[ト]●後藤希友、三輪さくら―切石結女
[ビ]○濱村ゆかり、上野由岐子―我妻悠香
ビックカメラ高崎が濱村ゆかり、上野由岐子の完封リレーでトヨタ自動車を下し、5年連続の決勝進出を決めた。先発の濱村が5回2安打無失点と試合をつくると、本調子ではなかったという上野も2回を2安打無失点。打線は3回、トヨタ自動車先発の・後藤希友から二番・市口侑果、三番・内藤実穂が連続適時打を放ち2得点。トヨタはリリーフの三輪さくらが4回以降を無失点に抑える粘投も、相手投手陣から得点を奪うことができなかった。
≪監督・選手コメント≫ビックカメラ高崎・岩渕有美監督「お互い紙一重でどちらがチャンスで1本出るか、抑えられるかという中で、今日はウチがチャンスのところで市口、内藤と連打が出た。リーグの後半戦からずっと調子が良かったので、ここで1本出てくれたというのは良かった。上野の調子は、ランナーは出たんですけど、本人としてもすごく悪いわけでもないので、明日につながる試合になったと思います」
ビックカメラ高崎・市口侑果選手「前の打者がつないでくれたチャンスだったので、でもそんなに気負いはせずに、自分のバッティングをしようとシンプルな考え方で入れたので、すごくいい打席だったと思います」
ビックカメラ高崎・濱村ゆかり投手「自分たちのチームはすごい選手がたくさんいるので、自分ができること、0に抑えることだったり、一球一球丁寧に投げることだったりで勝ちにつながるので、丁寧さを心掛けて投げました。大勢の方の前でソフトボールができることは幸せなので、すごく楽しかったです」
ビックカメラ高崎・上野由岐子投手「感覚としてはイメージと現実とのギャップがあり過ぎて、投げていて気持ちが悪かったというか、なかなかマウンドに上がったときのゲーム感がつくれなかった。正直、もっと投げていかないと自分の理想とするピッチングとは程遠いかなという感覚で終わりましたけど、やっぱりチームありきというか、自分だけの試合ではないので、どういう形でもしっかり投げることに集中して明日は取り組んでいけたらいいのかなと思います」
トヨタ自動車・中西あかね監督「チャンスも終盤につくりましたし、あともう一本というところですね。バッテリー含めて自分たちの流れでできていると思うので、リーグ戦と同じであともう一本というところが今日も課題にはなりました。
(後藤は)そんなに悪いピッチングではなかったと思いましたけど、私自身が反省するとしたらもう一つ早いタイミングでタイムをかけて、声を掛けに行ってあげたらよかったなと」
トヨタ自動車・古澤春菜選手「今日も投手が頑張ってくれていて、打線で援護できなかったのが反省点。明日も試合できますし、まだ日本一のチャンスも残っているので、しっかり切り替えて明日の準備をしたいと思います」
トヨタ自動車・後藤希友投手「いつもの課題である立ち上がりはすごくいい準備ができて入れたけど、3回に市口さんに打たれた三塁打から自分自身が崩れてしまった。2年前の福島のここのグラウンドでやったときとまったく同じ打球を打たれて、それを引きずってしまった自分がいたのが今回の反省点だと思います」
▲先発し、5回を2安打無失点と試合をつくったビックカメラ高崎・濱村ゆかり
4回からリリーフし、3回を3安打無失点のトヨタ自動車・三輪さくら
<トヨタ自動車スターティングオーダー>
1(中)山崎早紀
2(二)鎌田優希
3(一)古澤春菜
4(DP)下山絵里
5(右)石野江里佳
6(左)石川恭子
7(捕)切石結女
8(三)伊波菜々
9(遊)渥美万奈
FP(投)後藤希友
<ビックカメラ高崎スターティングオーダー>
1(三)山本優
2(二)市口侑果
3(一)内藤実穂
4(DP)藤田倭
5(中)大工谷真波
6(左)森さやか
7(遊)工藤環奈
8(捕)我妻悠香
9(右)藤本麗
FP(投)濱村ゆかり
次ページ > 初戦勝利のHondaが日立に挑んだ第3試合