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2021-11-07

【ソフトボール】ビックカメラ高崎が初の三連覇達成…日本女子ソフトボールリーグ決勝トーナメント2日目プレイバック 

ビックカメラ高崎がチーム史上初の3連覇を達成した

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決勝戦
ビックカメラ高崎 3-0 トヨタ自動車

6回に藤田倭が二塁打を放ちビックカメラ高崎が先制
▲6回に藤田倭が二塁打を放ちビックカメラ高崎が先制

トヨタ|0000000=0
ビック|000003X=3
[ト]●モニカ・アボット、後藤希友―峰幸代、切石結女
[ビ]濱村ゆかり、○上野由岐子―我妻悠香

5回まで0対0の均衡を破ったのは、ビックカメラ高崎の四番・藤田倭のバットだった。6回の先頭打者・市口侑果が遊撃内野安打で出塁すると、続く内藤実穂は四球を選び無死一・二塁。このチャンスで藤田がモニカ・アボットから右越えの適時二塁打をマーク。さらに大工谷真波が遊撃横を抜ける適時二塁打で続き2点を追加。投げては先発の濱村ゆかりが4回を2安打無失点、上野由岐子が3回を1安打無失点に抑え、初の三連覇に輝いた。


≪監督・選手コメント≫
ビックカメラ高崎・岩渕有美監督
「今年はオリンピックがあってチームが2つに分かれての練習がすごく多くて、前半戦終わってからほとんど練習できずに後半戦迎えてという、そういうことも含めて本当にみんなが頑張ったなと。レギュラーだけではなくて、裏方で働いた選手もいますし、誰一人欠けることのできないメンバーで、みんなが頑張ってくれた。
日本リーグ第54回の歴史の中で、私自身、日立高崎、ルネサスとリーグに携わってきて、最後の年にこういう形で終えられたのはすごくうれしい。新たなリーグが始まるので、そこに向けては新たなチャレンジや新たな目標を持ってやっていきたいと思っています」

ビックカメラ高崎・上野由岐子投手
「3連覇という山をずっとルネサスの時代から大きな壁としていたので、今回達成して自分自身も大きなひと山を越えられた。
(今日のマウンドは)昨日の反省をしっかり生かして上がれたなと。今日は納得のいくピッチングができた。昨日のふがいなさを払拭できるピッチングができたんじゃないのかなと思います」

ビックカメラ高崎・藤田倭選手
「(先制打は)送りの指示が監督から出ていたんですけど、失敗してしまって、正直終わったと思った。もう打つしかないという気持ちでした。
今日アボット投手と対戦してすごく丁寧に慎重に投げている感じがしていて、1打席、2打席目は打てるボールが1球もなくて、すごいピッチャーだなと痛感していた。3打席目はちょっと甘く入ったボールを逃すことなく打ち返せたと思います」

ビックカメラ高崎・濱村ゆかり投手
「昨日より力んでしまったので100点ではないですけど、0点で抑えられたので良かったと思います。
(今シーズンは)いろんな場面で投げさせてもらって、決勝でも投げさせてもらって、今までできなかった経験をさせてもらったし、すごく大きな1年」

トヨタ自動車・中西あかね監督
「チャンスでこちらはあと1本が出なかった。相手は確実にワンチャンスをものにしたというところで、チャンピオンにふさわしいと思います。
強くあり続けることが使命だと思っているので、日本一を目指してまた頑張りたい」

トヨタ自動車・峰幸代選手
「最後は技術というよりも気持ちで勝ちに行くとみんなで話していた。最後まですごくいいゲームがつくれて、本当に最後の最後までみんなで一生懸命戦った。
ファンの皆さんの力が私たちの力になっていることを再確認できましたし、またご縁があって福島で皆さんの前でプレーできたことは、私たちプレーヤーにとっても幸せですし、皆さんのソフトボールが面白かったという思いも伝わってきました」

トヨタ自動車・渥美万奈選手
「今年はチーム自体が厳しい中でここまで戦ってきたので、その中で昨日からチーム一丸となって戦えたと思っています。1試合目はみんなで勝ち取った勝利だと思いますし、負けてしまいましたけど本当に実りのある決勝トーナメントだったと思います」

トヨタ自動車・後藤希友投手
「去年までとはまた違った感覚を覚えられた。私自身はすごく大事な試合を任せてもらえましたし、今日も大事な場面で投げさせてもらえた。来年に生かしていけるようなピッチングができたのではないかなと思います。
今日でシーズンは終わりましたけど、2週間後に全日本総合があるので次は必ずビックカメラさんに勝ちたい」


トヨタ自動車先発のモニカ・アボットは5回までは2安打に抑える好投だった
▲トヨタ自動車先発のモニカ・アボットは5回までは2安打に抑える好投だった

6回にトヨタ自動車の石川恭子が安打で出塁も得点につながらず
▲6回にトヨタ自動車の石川恭子が安打で出塁も得点につながらず

6回、藤田に続き大工谷真波も適時二塁打をマークし追加点を挙げた
▲6回、藤田に続き大工谷真波も適時二塁打をマークし追加点を挙げた

5回から登板のビックカメラ高崎・上野由岐子
▲5回から登板のビックカメラ高崎・上野由岐子。最後はエースが締めた

<トヨタ自動車スターティングオーダー>
1(左)石川恭子
2(二)鎌田優希
3(中)山崎早紀
4(DP)下山絵里
5(右)石野江里佳
6(捕)峰幸代
7(遊)渥美万奈
8(一)古澤春菜
9(三)伊波菜々
FP(投)モニカ・アボット

<ビックカメラ高崎スターティングオーダー>
1(三)山本優
2(二)市口侑果
3(一)内藤実穂
4(DP)藤田倭
5(中)大工谷真波
6(左)森さやか
7(遊)工藤環奈
8(捕)我妻悠香
9(右)藤本麗
FP(投)濱村ゆかり

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