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2021-11-14

【ボクシング】2年ぶり日本登場目前。井上尚弥をインタビュー

試合まで40日。「もう戦うための準備はできています」と井上は語る

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 WBAスーパー・IBF世界バンタム級チャンピオンの井上尚弥(大橋)は12月14日、東京・両国国技館でIBF6位、アラン・ディパエン(タイ)とバンタム級世界タイトルの6度目の防衛戦を行う。ボクシング・マガジン12月号では、2019年、ノニト・ドネア(フィリピン)との歴史的死闘から2年ぶりに日本のリングに帰ってくる井上をインタビュー取材している。「いつも期待されている以上のものを見せて、感動を持ち帰ってもらいたいと思っています」と、圧倒的優位とされる戦いにも、進化するモンスターをお見せすると約束してくれた。

 このインタビューは「油断はしませんよ」というヒーローの一言から始まる。確かにディパエンは実績、実力とも今の井上の比ではないのだろう。ただ、強すぎるが故の致し方ないマッチメイクでもある。WBC王者ドネアとの再戦、あるいは悪質な挑発を続けるWBO王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)が指名防衛戦を優先させ、上位ランカーからもことごとく断られた。28歳と今が全盛期にある井上は、さらに成長するためには実戦のリングを重ねるのことは必須の条件にもなる。前哨戦といえども、大事な試合であることに違いはない。

 対戦者が誰であったとしても、全力で取り組んできたから井上はここまで強くなってきた。来年の春には本人、ファンが待ちわびるビッグマッチ実現の道筋もできているという。だからこそ、今度の戦いでも『最強の尚弥』を見せてくれるはずだ。11月上旬には3階級制覇世界チャンピオンの田中恒成(畑中)とスパーリングでグローブを交え、現段階での大きな力の差をしっかりと見せつけた。
同じ3階級制覇世界王者の田中恒成相手のスパーリングでも力の差を見せつけた
同じ3階級制覇世界王者の田中恒成相手のスパーリングでも力の差を見せつけた

 これがライトフライ級、スーパーフライ級、バンタム級と3階級をまたいで17戦連続の世界タイトルマッチ。むろん全勝、さらにここまでの16勝のうち14度はKO・TKOと圧倒的なKO率を誇り、8連続KO勝利もある。世界戦連勝の日本記録としては断然の1位だ。ビッグマッチをまじかに控える井上はどんな「すごい勝ち方」「新しいナオヤの流儀」を見せてくれるのか。ボクシング・マガジンは今度の一戦もまた、大きな期待だけを寄せている。

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