アメリカンフットボールの関東大学1部TOP8は、11月14日、横浜スタジアムで3試合があった。2戦全勝で対戦したAブロックの早稲田大学ビッグベアーズ対明治大学グリフィンズ戦は早大が、同じく全勝対決となったBブロックの法政大学オレンジ対中央大学ラクーンズ戦は法大が、それぞれ勝って、ブロック1位を決めた。
早大と法大は、TOP8の1位と、全日本大学選手権(決勝は甲子園ボウル)東日本代表決定戦出場をかけて、11月27日に対戦する。
3試合の結果は以下の通り。(写真はすべて撮影:北川直樹)
Bブロック法政大学オレンジ○30-13●中央大学ラクーンズ(法大は3勝で勝ち点9、中大は2勝1敗で勝ち点6) 法大は序盤からオフェンスがドライブを重ねた。タッチダウン(TD)には至らなかったが、K露峰哲太がフィールドゴール(FG)を決め、着々とリードを広げた。第2QにはRB新井優太が、第3QにはRB宮下知也が、それぞれランでTD、中大を突き放した。法大は、3rdダウンコンバージョン9/18、4thダウンギャンブル2/3と、オフェンスが勝負所をきっちりと取り切ったのが大きかった。中大は前半はオフェンスが機能せず、3&アウトが続いて、無得点。23点差となった第3Q終盤からオフェンスが繋がり、2TDを挙げたが、反撃が遅すぎた。
Aブロック早稲田大学ビッグベアーズ○14-7●明治大学グリフィンズ(早大は3勝で勝ち点9、明大は2勝1敗で勝ち点6)ロースコアのディフェンスの戦いを、早大がしのいで逃げ切った。早大は第2Qに石原勇志、安村充生のTDランで得点した14点を最後まで守り切った。早大ディフェンスは、前後半の明大2ミニッツオフェンスをいずれもインターセプトで断ち切る勝負強さを見せた。特に第4Q残り21秒のインターセプトは、明大にロングドライブされ、レッドゾーンに入られた地点でLB石丸圭吾がボールを奪ったもの。このプレーが勝負を決めた。早大オフェンスは、過去2戦オフェンスをけん引したQB國元孝凱のパスに頼らず、4年生RB吉澤祥を中心にしたランニングゲームで試合を作った。チームラン成績は209ヤードと明大を80ヤード以上上回った。
Aブロック桜美林大学スリーネイルクラウンズ○24‐7●東京大学ウォリアーズ(桜美林大は1勝2敗で勝ち点3、東大は0勝3敗で勝ち点0)