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2021-12-06

「長野では歓声を追い抜こうとして滑っていた」1998年長野オリンピック銅メダリストの岡崎朋美~リポビタン for Sports presents「The Deep」~

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スポーツライターの金子達仁(左)がパーソナリティーを務める「The Deep」第4回放送のゲストに登場した岡崎朋美氏(右)

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 12月5日(日)20:00~、スポーツライターの金子達仁氏がパーソナリティーを務めるニッポン放送のリポビタン for Sports presents「The Deep」の第4回放送で、長野オリンピックのスピードスケート女子500mで銅メダルを獲得した岡崎朋美氏が登場。当時の思い出や、来年の北京五輪で金メダル獲得を期待される後輩たちへの思いを語った。

 1998年の長野から5大会連続でオリンピックに出場した岡崎氏。やはり、銅メダルを獲得した長野オリンピックが一番の思い出だという。

「長野オリンピックの最終滑走で、島崎京子さんと日本人同士でした。彼女を目標にやってきたところもあり、一緒にゴールしてワンツーでメダルを獲りたいと思っていました。そうすれば最高に盛り上がると思っていたので。同級生でライバル兼友達として同走したのは、運命だったと思います。時が一瞬止まってほしいというくらいの思いがありました」

 長野だからこそ味わえた独特の感覚があった。

「会場となったエヌウエーブは一周全部に観客席があり、ほとんど日本の方で埋まっていました。“岡崎コール”、“ともちゃんコール”など日本語が飛び交っていたのを覚えています。スタートからウェーブが起こったんです。ウェーブのワーッという歓声を追いかけて滑っている感覚でした。会場全体の一体感は長野でしか味わえないもので、凄かったですね。皆さんの声を追い越せば凄い記録が出るんだろうなと思って滑ってました。でも、追い越せなかった。それでも感動しました」

最近はスピードスケートのシニアの大会にも出場しているという岡崎朋美氏
最近はスピードスケートのシニアの大会にも出場しているという岡崎朋美氏

 北京オリンピックで後輩たちには、前回以上の成績、つまり2大会連続の金メダルを期待しているという。

「期待したいのはやはりメダル。小平奈緒ちゃんには2大会連続金を獲ってもらいたいですね。高木美保ちゃんはパシュートで金を獲ってますが、個人で獲っていないので、個人での“金・銀・銅コンプリート”を達成してほしいですね!」

 リスナーからの質問では、岡崎氏の高校時代に釧路の屋外にある柳町スケートリンクでの寒さ対策エピソードを披露した。

「最初は全身タイツの中にアンダーワンピを履きました。でもモコモコして滑れなくなるから履くのをやめて、寒さに耐えてました。実は高校のとき、結構太っていたこともあり、耐えられたんです。寮のおばさんが、“ひもじい思いをしていたらうちがなんか言われる!”と言って、ご飯がめちゃめちゃ大盛でした。お米は1合分くらいの器に一杯。朝・晩は一杯、お昼は半分くらいだったので、1日2合半くらいを普通に食べていました」

 食事に加えてサプリメントも利用していた。

「現役時代はサプリメントも摂ってました。私は短期間で体を仕上げるタイプだったので、3、4カ月しっかりトレーニングしてがっちり体を作って、試合に臨んでいました」

 岡崎氏の柔らかい口調ながらもズバッと核心を突く鋭いトークを聞き逃した方は、無料アプリ「radiko」でタイムフリー機能を使えば、放送1週間後まで聴取可能となる。

大正製薬
リポビタン for Sports ブランドサイト

 ニッポン放送 
リポビタン for Sports presents 「The Deep」
毎週日曜20時~絶賛放送中。
radikoで放送1週間後まで聴取可能。
ポッドキャストではディレクターズカット版を配信中。
番組HP

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