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2021-12-01

林下詩美、中野たむ、山下実優、藤本つかさ…2021年の女子プロレスグランプリは誰だ!?【週刊プロレス】

女子プロレスGP有力候補の林下詩美、中野たむ、山下実優、藤本つかさ

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 今年もあと1カ月。週刊プロレスでは読者&モバイルユーザーの投票で決まる「プロレスグランプリ2021」の投票が開始された。今年も新型コロナウイルス禍の影響がありながらも、各団体で話題満載。2021年の主役は果たして誰なのか!? 2021年、最も活躍した日本人女子レスラー「女子プロレスグランプリ」部門の有力候補4選手をピックアップしていく。



林下詩美(スターダム)
林下詩美
壮絶タフマッチ&ベストバウト連発!
赤いベルトを年間通して守り続ける

【2021年の活躍】
★1月17日=後楽園。舞華を破り、ワールド王座V2。
★3月3日=武道館。上谷沙弥を破り、ワールド王座V3。
★4月4日=横浜武道館。ビー・プレストリーを破り、ワールド王座V4。
★6月12日=大田区。朱里と43分の死闘の末、両者KO。ワールド王座V5。
★7月4日=横浜武道館。刀羅ナツコを破り、ワールド王座V6。
★9月20日=後楽園。5★STAR GPにおける彩羽匠との注目の初シングルは20分ドロー。
★10月9日=大阪城。彩羽を破り、ワールド王座V7。
★11月3日=川崎。葉月を破り、ワールド王座V8。

【単評】
 自ら動いて話題を作るタイプではないが、試合で魅せた。2020年11月に獲得したワールド・オブ・スターダムを年間通して守り、しかもその試合内容が粒ぞろい。特に6月の大田区における朱里戦は、計43分の壮絶な死闘に発展。抜群の打たれ強さとスタミナで描く壮絶タフマッチは、現・赤の王者の代名詞となった。ビッグマッチ続きだったスターダムの’21年において、特に下半期は詩美がキッチリとメインを締める図が定着した。



中野たむ(スターダム)
中野たむ
ジュリア撃破で白王座奪取&髪の毛死守!
“呪いのベルト”防衛戦で感情マッチ展開

【2021年の活躍】
★3月3日=武道館。ジュリアを破り、ワンダー王座奪取&髪の毛死守。
★4月4日=横浜武道館。なつぽいを破り、ワンダー王座V1。
★5月16日=名古屋。舞華&ひめか&なつぽいを破り、アーティスト王座V5(パートナーは白川未奈&ウナギ・サヤカ)。同王座の最多防衛記録を更新。
★7月4日=横浜武道館。上谷沙弥を破り、ワンダー王座V2。
★7月21日=札幌。スターライト・キッドを破り、ワンダー王座V3。
★10月9日=大阪城。岩谷麻優と30分ドローでワンダー王座V4。
★11月3日=川崎。ウナギを破り、ワンダー王座V5。

【単評】
 自己発信で実現させた3月のワンダー&髪切り戦は賛否両論巻き起こり、日本武道館のメインで王座奪取&髪の毛を死守。以降はワンダー王座=呪いのベルトを掲げ、なつぽいら挑戦者と壮絶な感情マッチを繰り広げた。リーダーを務めるCOSMIC ANGELSではアーティスト王座の最多防衛記録となるV7を達成。闘う相手、組む味方、それぞれの持ち味を最大限に引き出したその手腕は、'21年の女子グランプリにふさわしい。



山下実優(東京女子プロレス)
山下実優
3度目のプリプリ戴冠で絶対王者が復活!
伊藤とのタッグを含め、常に団体の中心に

【2021年の活躍】
★3月6日=練馬。伊藤麻希とタッグトーナメントで快進撃も、決勝で美軍に敗れる。
★5月4日=後楽園。辰巳リカを下して3度目のプリンセス・オブ・プリンセス王座獲得。
★6月6日=さいたま(サイバーフェス)。盟友・坂崎ユカとの頂上決戦を制してV1。
★6月17日=後楽園。伊藤とプリンセスタッグ挑戦も奪取ならず。
★6月26日=両国KFC。タッグ王座戦で直接敗れた沙希様にリベンジでV2。
★10月9日=大田区。団体初の大田区大会のメインで伊藤の挑戦を退けV3。
★11月25日=後楽園。マジラビの保持するタッグ王座に挑戦。

【単評】
 5月の後楽園で辰巳を下して3度目のプリプリ王座戴冠を果たすと、かつての10度の連続防衛記録を打ち立てた“絶対王者”が復権。サイバーフェスではトリプルメインイベントとして、ともに旗揚げ時から団体を支え続けてきた坂崎との頂上決戦で勝利。大田区では伊藤との感情爆発の一戦を制してV3。またシングル戦線だけでなく、伊藤との「121000000」でも圧倒的存在感。常に団体の中心で闘い続けた1年だった。



藤本つかさ(アイスリボン)
藤本つかさ

アイス15周年イヤーを王者としてけん引!
メキシコ遠征では史上初女子GP準Vの快挙

【2021年の活躍】
★1月23日=後楽園。鈴季すずを破り、通算7度目のICE×∞戴冠。初の本誌単独表紙に。
★4月18日=利府町。コロナ禍で延期されていた地元凱旋興行を開催。
★7月24日=後楽園。松本浩代とのタッグでリボンタッグ戴冠。シングルとの2冠に。
★8月9日=横浜。旗揚げ15周年興行のセミでリボンタッグ、メインでICE×∞の2試合連続防衛戦を敢行。タッグ陥落もシングルは死守。
★10月8日=メキシコ。CMLL88年の歴史上初開催された女子版グランプリで準優勝。
★11月13日=大田区。春輝つくしに敗れ、ICE×∞陥落。V10ならず。

【単評】
 1・23後楽園で通算7度目となるICE×∞戴冠を果たした藤本はリング内外でアイス旗揚げ15周年イヤーをけん引。7月にはリボンタッグ戴冠を果たし2冠に。8・9横浜、11・13大田区の二大ビッグマッチのメインを張る。大田区で春輝つくしに敗れ、V10はならなかったが、団体内外の挑戦者を相手にじつに9度の防衛に成功した。秋のメキシコCMLL遠征では初開催された女子版グランプリで準優勝という快挙を成し遂げた。
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