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2021-11-30

鷹木信悟、武藤敬司、ジェイク・リー…2021年のプロレスグランプリは誰だ!?【週刊プロレス】

左から鷹木信悟、武藤敬司、ジェイク・リー

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 今年もあと1カ月。週刊プロレスでは読者&モバイルユーザーの投票で決まる「プロレスグランプリ2021」の投票が開始された。新型コロナウイルス禍の影響がありながらも、各団体で話題満載。2021年の主役は果たして誰なのか!? 2021年、最も活躍したレスラー「プロレスグランプリ」部門の有力候補3選手をピックアップしていく。



鷹木信悟(新日本プロレス)
鷹木信悟
混沌の新日本マットで元気ハツラツに躍動!
下半期はIWGP世界ヘビー級王者に君臨

【2021年の活躍】
★1月5日=東京ドーム。ジェフ・コブを下して、NEVER無差別級王座防衛。
★3月6日=大田区。ニュージャパンカップ(NJC)1回戦でオカダ・カズチカを下す。
★3月21日=仙台。NJC決勝戦に進出。
★6月7日=オカダとの王座決定戦を制して、第3代IWGP世界ヘビー級王者となる。
★7月25日=東京ドーム。棚橋を下して、IWGP世界ヘビー級王座を防衛。
★9月5日=メットライフドーム。EVILを下して、IWGP世界ヘビー級王座防衛。
★11月6日=大阪、ザック・セイバーJrを下して、IWGP世界ヘビー級王座防衛。

【単評】
 昨年からすでにシングル戦線で躍進の兆しを見せていたなか、年頭の東京ドーム大会でジェフ・コブと激烈な闘いを展開。NEVER王座は1月に棚橋弘至に奪われ、3月のニュージャパンカップは決勝まで進出もウィル・オスプレイに敗戦。5月のオスプレイとのタイトル戦でも敗れて、上半期は結果面ではともなわずも、試合内容は常に高評価。
 下半期突入の6月にオカダ・カズチカを下してIWGP世界ヘビー級王者に君臨すると、結果もともなわせて、まさに驀進。周囲を活気づかせる発信力も含めて、まさに元気ハツラツに躍動しまくった。ベルト問題に振り回された感のあるこの1年の新日本マットで、鷹木は純粋にリング上を輝かせてきた。



武藤敬司(NOAH)
武藤敬司
58歳でGHCヘビー初戴冠&三大王座制覇
NOAH入団&12年ぶりのリーグ戦出場!

【2021年の活躍】
★2月12日=武道館。潮崎豪を破り、GHCヘビー級初戴冠。
★2月15日=会見。NOAH入団を発表。契約期間は2年。
★3月14日=福岡。清宮海斗の挑戦を退け、GHCヘビーV1。
★4月29日=名古屋。マサ北宮の挑戦を退け、GHCヘビーV2。
★6月6日=さいたま(サイバーフェス)。丸藤正道に敗れてGHCヘビーから陥落。
★9月12日=後楽園。N-1出場。シングルリーグ戦は12年ぶりのエントリー。杉浦貴との初シングルは30分ドロー。
★9月26日=後楽園。N-1公式戦で清宮に引き分け。決勝トーナメント進出ならなかった。
★11月13日=横浜。丸藤正道と組んでGHCタッグ王座奪取。

【単評】
 2月にGHCヘビー初戴冠&史上3人目の三大シングル王座制覇。さらにNOAH入団と大いに話題を振りまいた。
 6月に同王座から陥落したが、夏は化身のグレート・ムタがTVマッチで拳王と闘い、8月の金沢大会では清宮を車で跳ね飛ばすなど大暴れ。代理人に負けないインパクトをNOAHのリングに刻み込んだ。
 12年ぶりのシングルリーグ戦出場では決勝トーナメント進出ならずとも1勝2引き分けの負けなし。11月にはGHCタッグ奪取で史上2人目の三大シングル&タッグ王座制覇を達成。日本のみならず世界に名をとどろかすリビングレジェンドが1年を通して見せた58歳の狂い咲きはプロレスの常識さえも覆した。



ジェイク・リー(全日本プロレス)
ジェイク・リー
春の祭典初優勝から三冠ヘビー初戴冠!
50周年イヤーに向けて全日本の中心となる

【2021年の活躍】
★2月23日=後楽園。同じ「陣」の岩本煌史に三行半を突きつけ、TAJIRIらと結託。
★3月6日=新木場。「TOTAL ECLIPSE」が始動。
★5月3日=後楽園。「チャンピオン・カーニバル」初優勝。
★6月26日=大田区。団体史上初となる巴戦による三冠王座決定戦で青柳優馬、宮原健斗を連破し三冠ヘビー初戴冠。
★7月22日=後楽園。芦野祥太郎の挑戦を退け三冠ヘビーV1。
★8月29日=後楽園。「王道トーナメント」準決勝で芦野に敗れる。
★9月21日=後楽園。諏訪魔の挑戦を退け三冠ヘビーV2。
★10月16日=大田区。宮原と60分時間切れで三冠ヘビーV3。

【単評】
 今年の全日本で一番の変貌を見せたのがジェイク・リーだった。ダークなイメージに一新して「TOTAL ECLIPSE」を始動。合言葉の「勝った者が正義」そのままに新技D4Cで勝利の山を築くと「チャンピオン・カーニバル」初優勝を成し遂げる。
 ビッグマッチ直前に諏訪魔の欠場で三冠王座が返上されピンチとなった6月の大田区では、団体史上初となる巴戦による新王者決定戦に勝利。三冠初戴冠を果たすと、「王道トーナメント」優勝で復活した諏訪魔の挑戦をハネ返して2度目の防衛。
 挑戦者に宮原を迎えた10月の大田区では、互いに一歩も譲らぬ攻防で60分時間切れの激闘。三冠王座を守るとともに、来年の50周年イヤーに向けて「誰が全日本の中心なのか」を強烈に印象づけた。

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