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2021-12-13

力道山と銀座のキャバレーでケンカ…“日本プロレス界の始祖”ハロルド坂田とは?【週刊プロレス】

ハロルド坂田

 プロレスの父と言えば、力道山。その力道山とプロレスを結びつけたのはハロルド坂田(トシ東郷)だった。

 ハワイ出身日系アメリカ人プロレスラーの坂田は1951年9月、元プロボクシングヘビー級王者のジョー・ルイス、元プロレスリングヘビー級王者のボビー・ブランズら一行に加わり、在日米軍慰問団の一員として来日。ある夜、銀座のキャバレーで痛飲していた時、大相撲関脇の座を捨て、自らマゲを切った力道山とケンカになった。

 諸説あるが、これがきっかけとなり、後日、力道山が坂田に弟子入り。ハワイに渡って沖識名や坂田のコーチを受けて、メキメキと頭角を現した。

 一流レスラーになった力道山は1954年に日本プロレスリング協会を設立。坂田と銀座のキャバレーでケンカしていなければ、日本にプロレスという文化は生まれなかったかもしれない。

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