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2021-12-06

【ボクシング】井上尚弥に挑戦するディパエンはホテルで調整。「勝つために日本に来た」と強気

井上に挑むディパエンは12勝11KOの強打者。勝つための戦術は「リングの中でお見せする」

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 井上尚弥(大橋)の持つWBA、IBF世界バンタム級タイトルに挑戦する(14日/東京・両国国技館)、IBF世界同級5位アラン・デイパエン(タイ)は、神奈川県内のホテルで調整を進めている。絶対不利と言われるなか、インタビューには「イノイエが怖かったら、日本に来ていない」と強気だった。

 ディパエンの調整は宿舎のホテル内で行っている。新型コロナウイルス対策の隔離中のせいもあるが、「感染が心配でもあり。ホテル内の練習のほうが安心だと思いました」と自らの判断でもあると答えている。タイ国内ですでに「199ラウンド」のスパーリングをこなしており、あとは微調整が残るだけに仕上げている。その分だけ気持ちの余裕もあるのだろう。

 井上に対しては「テクニック、スピード、パンチ、すべてを備えるボクサーだと思っています」「すべてが危険。すべてに警戒します」と警戒感を隠さないが、「怖かったら日本に来ていないし、絶対に勝てると思っているから日本に来たんんです」と強気の応答。その根拠はきっとリングの上でお見せするとも語っていた。
「ホテルで練習しているほうが安心」とミット打ちにも熱が入る
「ホテルで練習しているほうが安心」とミット打ちにも熱が入る

 30歳になるディパエンの記録に残る戦績は14戦12勝(11KO)2敗だが、ボクシングを始めたのは13歳のとき。ムエタイでも戦っており、そちらのレコードは60戦50勝10敗だという。ジム内の合宿所で7人のボクサーたちと共同生活を送り、いまだ独身。決して楽ではない環境から抜け出すには、井上に勝利するしかない。

写真◎大橋ジム提供

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