アメリカンフットボールの学生日本一を決める「三菱電機杯 第76回毎日甲子園ボウル」は、12月19日13時5分、阪神甲子園球場でキックオフとなる。
対戦する西日本代表校 関西学院大学ファイターズ(関西学生Div.1 優勝)と、東日本代表校 法政大学オレンジ(関東大学1部TOP8優勝)は、それぞれ甲子園球場で練習・会見した。(写真はすべて佐藤誠撮影)
大村監督「今までやったことのないタイプのチーム」

6年連続55回目の出場となる関学大は16日、1年ぶりの甲子園のグラウンドの感触を確かめた。
オフェンスでは、関西学生最優秀選手・松葉杯に選出のRB前田公昭や2年生のエースQB鎌田陽大、ディフェンスでは、主将のDL青木勇輝、LB都賀創、DB永嶋大聖らが、丁寧な動きを繰り返した。
今シーズンはリーグ戦、西日本代表校決定戦で5戦5勝。宿敵・立命館大学にも2戦2勝と好調だ。今季は勝っても負けても甲子園ボウルが最終戦。例年よりもフットボール的な完成のペースが早まっているようにも感じられる。
大村和輝監督は会見で「ライスボウルが無くなったことはあまり関係がない。立命館大学との試合が2回。これで一度精神的にはピークが来てしまう。(甲子園ボウルは)今までやったことのないタイプのチームとの試合。逆に新鮮でもある。選手は皆頑張ってくれている。今までで一番良い試合をしてくれると思う」とコメントした。
有澤HC「フィジカル・ファンダメンタルで勝負したい」

9年ぶり18回目の出場となった法大は、18日関西入りし、甲子園球場で前日練習と会見をした。
法大は、甲子園ボウルで関学大とは過去7回対戦し、3勝3敗1分。前回、2012年の対戦でも、第4Qに一旦は7点をリードした。今年も3年生RB星野凌太朗を筆頭に、身体能力に優れた選手がそろっている。
有澤玄ヘッドコーチは会見で「法大のOB・OGに敬意を払った上ですが、(9年ぶりに)帰ってきたという思いはあまりない。関学さんは『やはり強いな』という印象。いろいろなことをやってこられると思うけれど、私自身は、フットボールは戦術的なところでは決まらないと思っているので、フィジカル・ファンダメンタルで勝負したい」と意気込みを語った。
甲子園ボウル 当日券の扱い 当日券はオンラインのみの扱いとなる。感染拡大防止のために球場券売所は開かない。チケットは、チケットぴあ、ローソンチケット、CNプレイガイド、イープラスで発売中。各オンラインプレイガイドより購入、発券の上、甲子園球場へ向かう必要がある。
残券は残り少なくなっており、大会本部は早めの購入を勧めている。また、中学部の試合は9時50分キックオフだが、観戦にはチケットが必要で、関学大-法大戦と共通。


