12月19日に行われる、アメリカンフットボールの全日本大学選手権決勝「第76回毎日甲子園ボウル」の記者会見が、12月6日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場であった。
前日の12月5日に出場を決めた、東日本代表校の法政大学オレンジ(9年ぶり18回目の出場)からは有澤玄ヘッドコーチ(HC)とLBの太田成哉主将が、西日本代表校の関西学院大学ファイターズ(6年連続55回目の出場)からは大村和輝監督とDLの青木勇輝主将が出席し、健闘を誓い合った。(写真はすべて佐藤誠撮影)

会見の冒頭、日本学生アメリカンフットボール協会前理事長の伊角富三さんから「去年で、甲子園ボウルは75回、(100回の)3/4です。今回から1世紀に向けての最後の(第4)クォーターに入ったということで、素晴らしい試合を期待している」とあいさつがあった。

続いて両校の監督・HCと主将が抱負を語った。
関学大の青木主将は「1年間取り組んできたことを出す。グラウンドに出ている11人、サイドラインの選手も全員が、自分が日本一のプレーをする、日本一の選手になってやるというのがチームの方針」と意気込みを語った。

法大の太田主将は「9年ぶりとなるので、まず、関学さんの胸を借りるつもりで、思い切り強いプレー、みんなが今までやってきたことを出したい。また、学生スポーツでは成長することが大切だと思っているので、こういう大舞台で成長できるように、この2週間取り組んでいく」と決意を語った。

関学大の大村監督は「リーグ戦、西の代表決定戦と試合をやってきたが、まだまだチームとして、ここを目指していたという試合をしていない。とにかく今年一番の試合をやりたいなと思っている」と語った。

法大の有澤HCは「チームとしては伸びシロがある。本当にあと3カ月くらいやらないとチームが出来上がらないのではないかと思うような状況。関学さんにボコボコにされないように、チームを成長させて戦いたい」と語った。

甲子園ボウルは12月19日13時5分キックオフとなる。関学大は、4年連続32回目※の、法大は15年ぶり6回目※の優勝を目指す。
※ともに、引き分けによる両校優勝を含む。