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2022-01-21

【しゅりんぷ池田のカード春秋】新旧の怪童をカップリング

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なかなかの好企画

 昨季が新人の豊作年だったということもあってか、ルーキーイヤーから活躍した選手たちを特集したカードシリーズが発売されました。

 その中のインサートカードとして、同期入団のライバルや縁のある新旧の選手を組み合わせた「SELECT」と題されたコンボカードが作られているのですが、これはなかなかの好企画です。

 新人王を争った西崎幸広&阿波野秀幸、高橋由伸&川上憲伸、同じ99年に入団してセ・パの最多勝投手となる活躍で当時の球界を盛り上げた(この年のベースボールカードはよく売れました!)上原浩治&松坂大輔などなど懐かしいカップリングが並んでいます。

 そして、今回掲載している中西太&村上宗隆の新旧“怪童”コンビ。19年に村上が36本塁打して中西が保持していた高卒2年目以内の打者のシーズン最多本塁打記録に並んだこともあって、2人が対比されるようになりました。

 昨年もシーズン半ばに村上が両リーグ最速で20号に到達すると、21歳以下のシーズンでのそれは中西以来と報じられ、21歳で本塁打王に輝いてセ・リーグの最年少記録に並んだ際にも、プロ野球記録は中西らの20歳と引用されました。

 若くして好成績を残したパフォーマンス面ばかりでなく、体型や醸し出す雰囲気も似ていて、村上に“令和の怪童”の異名が付くことに。

 今後も村上の活躍で再び中西の若年記録が掘り起こされるかもしれません。中西は故障もあって活躍は短期間だったのですが、村上にはそれを真似ることなく、末永く活躍してもらいたいものです。

2021BBMベースボールカード ルーキー伝説 SE1 中西 太(L)× 村上宗隆(S)
2021BBMベースボールカード ルーキー伝説 SE1 中西 太(L)× 村上宗隆(S)
(週刊ベースボール2022年1月17日号 掲載記事再編)

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