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2019-05-10

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大学選手権22季ぶり優勝!明治大学ラグビー部のフィジカルを支えたあるものとは?

日本一になるために必要だったもの

 選手たちはプロテインを積極的に摂った。田中監督が1年目から推進してきた栄養士、S&Cコーチ連携による体重管理のなかで、選手がプロテインの重要性をよく理解するようになっていた。「以前よりプロテインの消費量は1.5倍に増えました」(藤野健太S&Cコーチ)。なによりラグビーへの姿勢が変わったことで、向上心が旺盛になり、プロテイン摂取の習慣が根付いた。

 迎えた昨年度の秋冬シーズン。S&Cのテーマは「外国人選手に負けない身体づくり」。外国人選手の同時出場枠が3人に増えることを見据えた。

 目的は、達成した。

「外国人選手が3人いるチームに対して負けていませんでした」

 対抗戦で外国人3選手を先発させた帝京大、そして大学選手権ファイナルで同様の天理大を退け、栄光を掴んだ。

 そして連覇を狙う’19年度。指揮官は部の成長を感じている。

「去年の春とはスタンダードが変わっています。彼ら自身が取り組んでいると感じます」

 自主性を磨き、常勝軍団へステップアップする。

田中澄憲[監督]たなか・きよのり/2018年度より明治大学ラグビー部監督に就任。在学時には監督不在の中主将を務めて、チームを大学選手権準優勝に導いた。卒業後はサントリー・サンゴリアスに入社。2005年には7人制日本代表に選出され、ワールドカップにも出場。2010年度に現役引退し、2012年度からサントリーのチームディレクターに就任。2016年度にはトップリーグ、日本選手権と2冠達成を支えた。


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