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2022-01-23

前田日明がジェラルド・ゴルドーとの異種格闘技戦に激勝!【週刊プロレス】

ジェラルド・ゴルドーにローキックを放つ前田日明

 1988年8月13日、UWFがビッグマッチ「真夏の格闘技戦 THE PROFESSIONAL BOUT」有明コロシアム大会を開催した。

 同会場は屋根がない。天気予報は「雨、夕方は雷をともなう」。UWFは天候に負けてしまうのか。

 そんなはずはない。天気予報は外れ、前日までの悪天候がウソのように晴れ上がっていた。天はUWFを味方したのである。

 観衆は超満員札止めの1万2000人。場内にエネルギーが充満していた。大会はレーザー光線や紙吹雪、スモーク、照明の利用と最高の演出で彩られた。メインは前田日明vsジェラルド・ゴルドーの異種格闘技戦(3分10ラウンド)だ。

 ゴルドーの打撃に苦しんだ前田だったが、右ハイキックをキャッチ。そのままグラウンドに持ち込んで裏アキレス腱固めで4R1分10秒、ギブアップを奪った。

 同年5月12日に東京・後楽園ホールで旗揚げ戦をおこない、6月11日に北海道・札幌中島体育センターの2戦目を挟んで、3戦目の有明コロシアム大会も大成功。UWFがプロレス界の一大旋風となりつつあった。

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