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2021-10-28

新生UWFの神新二社長が前田日明を5カ月間の出場停止処分【10月28日は何の日？／週刊プロレス】

週刊プロレス編集部

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UWF10・25大阪城大会後の前田日明

　1990年10月28日、新生UWFの神新二社長が事務所で会見をおこない、前田日明を5カ月間の出場停止処分とすることを発表。理由は3日前の10・25大阪城大会の試合後、前田がフロントの業務の遂行が不適切であるかのような発言を公にしたからだった。

　前田の発言は以下の通り。

「船木（誠勝＝10・25大阪で対戦）のような選手を、リング外のゴチャゴチャでかき回したくないんだよ。オレにしても、高田（延彦）にしても、山ちゃん（山崎一夫）にしても、リングに専念できる環境だったら、別のまた違ったものになったと思うんだよ。そういった意味で若い選手を守っていきたい。妨害やちょっかいを出す者は、容赦せずに叩き潰すよ。たとえそれが外の者であっても、中の者であっても」

　会見で神社長は前田が「選手の代わりはいないが、フロントの代わりはいっぱいいる。もっと優秀で素晴らしいフロントがいる。だから、別会社を作って、そっちへみんなで移動しよう。新しいフロントも手配済みだ」と若手選手たちに対して話していることも明かした。

　神社長とエースの前田の間には深い溝ができていた。プロレスファンに夢を与えてきたUWF幻想は完全に崩壊。団体分裂への道を歩むことになった。
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