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2022-01-24

【令和4年春場所予想番付】御嶽海、ついに新大関昇進!

誰もが実力を認める御嶽海がようやく大関に昇進

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平幕上位は大渋滞、近年稀にみる難しい予想に

初場所前に田子ノ浦部屋と錦戸部屋の関係者が新型コロナウィルス陽性となり、幕内髙安と十両水戸龍が休場。この2人の番付は据え置きとした。

優勝は関脇御嶽海。今場所は明確な大関取りの場所ではなかったが、13勝2敗でV3。大関昇進を諮る理事会召集の要請が受理されたため、御嶽海の新大関昇進が確実となった。

三役陣は御嶽海以外全員負け越し。西関脇の隆の勝は1点の負け越しなので、小結にとどまるだろう。御嶽海の昇進で空く分を含めて、3人が新たに上がれることになる。ここでは関脇に若隆景と阿炎、小結に豊昇龍を上げた。3人とも新昇進となる。ただ、豊昇龍は照ノ富士、御嶽海と対戦していないので、阿武咲が上がる可能性もある。

平幕上位は大渋滞しており、宇良、逸ノ城、玉鷲は勝ち越していながら据え置きとしてしまった。下位でも負け越し力士の据え置きを作らざるを得ず、近年稀にみる難しい予想になった。下位で1点勝ち越した琴恵光、碧山、十両優勝の琴勝峰をとんでもなく上げてしまったが、こうしないと負け越した力士の番付が上がってしまうのだ。

幕内と十両の入れ替えは、幕内から落ちる成績の力士が魁聖、英乃海、剣翔、一山本、王鵬の5人。十両から上がれる成績の力士は琴勝峰、錦木、荒篤山、輝の4人。ここでは西十両5枚目で9勝の東龍を上げたが、幕尻で1点負けの王鵬を残すかもしれない。

十両と幕下の入れ替えは、十両から落ちる成績の力士が紫雷、千代ノ皇、朝乃山、千代嵐、琴裕将の5人。幕下から上がれる力士は竜電、熱海富士の2人。以下優先順に島津海、貴健斗、栃丸で、ここまで上げたが非常に微妙だ。熱海富士、島津海、栃丸が上がれば新十両となる。

文=山口亜土(『月刊相撲』編集長)

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