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2022-02-02

【NFL】ワシントンの新チーム名は「コマンダーズ」 チームロゴは「W」

現地2月2日朝、公表された新チーム名「ワシントン・コマンダーズ」のロゴやデザイン。檀上の右はタニヤ・スナイダー共同オーナー=photo by Getty Images

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米プロフットボール・NFLのワシントン・フットボールチームは、新しいチーム名を「Washington Commanders(ワシントン・コマンダーズ)」と決定し、現地2月2日に発表した。コマンダーは日本語に訳すると指揮官、司令官という意味になる。

 ワシントンは球団公式サイトで「この新しいアイデンティティは、チームの豊かな歴史と王者としての文化に敬意を表し、フィールドの内外で指揮を執り、成功を築き、壁を破る使命感を持った選手たちによって表現され、ワシントンの物語の最も力強い側面を体現している」とコメントした。

 地元、首都ワシントンD.C.、メリーランド州、バージニア州(DMV)地域のファン、OB、選手、地域リーダー、関係者との(旧名レッドスキンズを変更して以来)18ヶ月に及ぶ共同作業の結果、決まったものだという。チームカラーのバーガンディー(紫みがかった、暗い赤)とゴールドは変わらない。

 メーンとなるロゴは具体的な物や人間を象らず、"W "の文字を使う。このロゴは、「ワシントン・フットボールチーム」の要素を引き継いだもので、チームがワシントンに深く根ざしていることを表しているという。

 コマンダーズというチーム名は、数日前から、SNSを通じてファンなどの間に漏れて、広まっていた。

 改名に当たり、共同オーナー兼共同CEOのダン・スナイダーは次のようにコメントした。

「組織として、地元のルーツと首都を代表する意味に敬意を払いながら、新しいアイデンティティのもと、一つになって結集し、立ち上がることに興奮しています。(チーム創設)90年目のシーズンをスタートさせるにあたり、我々の組織とファンにとって、過去の伝統、歴史、遺産、そして先人の偉業に敬意を払うことは重要なことです。私たちは、バーガンディ&ゴールドに敬意を表し、それを表現し続けると同時に、ワシントンの新しい時代への道を切り開いていきます。今日はワシントン・コマンダーズの最初の日かもしれませんが、私たちは今もこれからもワシントンなのです。」

ダンの妻で共同オーナー、共同CEOのタニヤ・スナイダーによると、新しい名称は4万件を超える応募の中から選ばれた。タニヤは次のようにコメントした。
「この18ヶ月間のリブランドプロセスは、ファン、OB、選手、そして地元のDMVコミュニティとの共同作業でした。ファンからの応募、数え切れないほどの調査、絞り込み作業、ミーティングを経てきました。そのすべてが今日、ワシントン・コマンダーズとしての新たなレガシーを踏み出すことにつながっています。」

 現地時間2日午前9時より、本拠地フェデックスフィールドのチームストアをはじめ、オンラインのチームストアなどでコマンダーズとしての公式ファングッズ発売されているという。

        ◇

 ワシントンはNFL屈指の名門チームだったが、旧名レッドスキンズが、先住民を「赤い皮膚」と直接表現した名前とロゴが、民族の侮蔑に当たると批判され、「アメリカスポーツ界の先住民マスコット問題」の中でも象徴的な存在となってきた。

 2020年に、本拠地の命名権を持つフェデックス、さらにスポーツ用品のナイキ、飲料のペプシコという、NFLと関連が深い世界的大企業に対して、巨額の資金規模を持つ87の投資家グループが、名称を変更しない場合、球団との関係を断つように求めた書簡を送った。

 これを受けて、球団は、同年7月13日にレッドスキンズの名前とロゴを使用停止とすることを発表。7月24日には、暫定的な新チーム名を「ワシントン。フットボールチーム」とすることを発表した。このチーム名で2シーズンを戦ってきた。

【小座野容斉】

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