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2022-02-04

2代目タイガーマスクが全日本に参上! ジャイアント馬場「初代以上のアイドルに育て上げたい」【週刊プロレス昔話】

2代目タイガーマスク

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 1984年7月31日、全日本プロレス蔵前国技館大会に噂の2代目タイガーマスクが初登場を果たした。

 同年7月25日、福岡大会の会場でジャイアント馬場会長(当時)は「2代目タイガーマスクの全日本での復活」を明らかにし、30日の記者会見で「31日にリング登場、顔見せ」を予告。奇しくも8日前の7月23日、UWF後楽園大会で初代タイガーマスクは新生ザ・タイガーとして、354日ぶりにリングに復帰していた。

 全日本7・31蔵前大会に集まった1万2500人の大観衆は、セミファイナルのAWA世界ヘビー級選手権=王者・リック・マーテルvs挑戦者・ジャンボ鶴田、メインイベントのPWFヘビー級選手権=王者・スタン・ハンセンvs挑戦者・馬場を前にして熱気が充満。徳光和夫・日本テレビアナウンサーのコールで花道を疾風のように駆け抜けてリングへ登場した2代目タイガーマスクを見て、ファンのボルテージは一気に最高潮まで達した。

 ファンの前に初見参の2代目タイガーマスクは、180cm以上の身長を誇り均整の取れたボディーの持ち主。記者団の質問には、すべて無言。大観衆に挨拶を済ませると、待たせてあった車に飛び乗り、闇の中へ消えた。

 注目のデビュー戦は約1カ月後の全日本8・26田園コロシアム大会に決定。馬場は「初代以上のアイドルに育て上げたい」と力こぶを入れていた。

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