close

2022-03-26

WWEスーパースターのトリプルHが現役引退を表明【週刊プロレス】

トリプルH

全ての画像を見る
 WWEのスーパースターでWWE会長ビンス・マクマホンの義理の息子でもあるトリプルH(52)が現役引退を表明した。現地時間の25日、アメリカのテレビ局ESPNの番組「First Take」に出演した際、キャスターのステファン・A・スミスとのインタビューの中で「私はいま、タレントをスカウトすること、WWEの将来を担うタレントを育てることに集中している。次のステップはリングシューズから離れること。もう試合をすることはないだろう」と語った。

 トリプルHはキラー・コワルスキーの指導を受けて1992年にアメリカ東海岸でデビュー。WCWを経て1995年にWWEへ移籍し、ショーン・マイケルズ、チャイナらとのDX(D-ジェネレーションX)でトップ戦線に駆け上がり、ザ・ロック、“ストーンコールド“スティーブ・オースチン、ジ・アンダーテイカーらと連戦を展開した。また、リック・フレアーをメンターとして仰ぎ、フレアー、若き日のランディ・オートン、バティースタとエボリューションを結成し、オートンとバティースタをWWEの主役に育て上げた。

 いわゆる世界王座獲得回数は史上3位となる14回(WWE王座9回、世界ヘビー級王座5回)。2度のロイヤルランブル優勝、史上2人目となるグランドスラム達成など、数々の偉業を達成し、2019年にはDXとしてWWE殿堂入りを果たした。私生活では2003年にビンスの娘ステファニー・マクマホンと結婚し、その後はWWE役員の一人として主にスカウト部門、育成部門で手腕を発揮した。現在のNXT2.0の発展もトリプルHの功績によるところが大きい。

 この数年はレスラーではなくWWE上級副社長としての業務に主軸を置いたため、闘う機会は激減。2019年6月29日の両国国技館において中邑真輔とのコンビでサモア・ジョー&ロバート・ルードと闘った試合が現役最後の試合となった(TV&PPVイベントでは同年6月7日にサウジアラビアで開催された“スーパー・ショーダウン”におけるオートン戦)。昨年9月には心臓の手術を受け、一時は裏方の業務からも離れていた。
タグ:

PICK UP注目の記事

PICK UP注目の記事



RELATED関連する記事