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2022-04-30

【速報】2022NFLドラフト ジェッツの好指名が続く 2巡全32選手を掲載

2022ドラフト第2日は、各チームのスターターや、往年のレジェンド選手が指名を読み上げた=photo by Getty Images

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米プロフットボール、NFLの2022年ドラフトが、ネバダ州ラスベガスで現地4月29日(日本時間30日)、第2日の指名があった。2巡では、前日の1巡で指名が無かったRB(3人)とTE(1人)がチョイスされた。またQBの指名は無かったため、上位64選手中QBは1人にとどまった。これは過去20年では初めて。
 チーム別では、ジェッツがRBでトップ評価のブリース・ホール(アイオワ州立大学)を獲得するなど、前日に続いて好指名が続いている。

 指名が確定した2巡全32選手の寸評を掲載する。


■2巡64位 デンバー・ブロンコス
EDGE ニック・ボニートゥ (オクラホマ大学)
スピード、クイックネス、バランスを併せ持ち、QBサックを量産する。QBをスパイする能力もある。ブロンコスでは、まずはローテーションで出場機会が得られそうだ。


■2巡63位 バッファロー・ビルズ
RB ジェームズ・クック (ジョージア大学)
バイキングスのダルビン・クックの弟。兄に似た万能バックで、アウトサイドの滑らかな走りと、スロットレシーバーがプレーできるほどのレシーブ能力を持つ。パワーと耐久性には疑問符も。

■2巡62位 カンザスシティ・チーフス
S ブライアン・クック(シンシナティ大学)
理想的なサイズと腕の長さ。スピードは平均的だが、ディープでのパスカバー、浅いエリアでのランストップも対応する。タイラン・マシューの後釜として期待される。

■2巡61位 サンフランシスコ・49ers
EDGE ドレーク・ジャクソン (USC)
恵まれた身体能力で、エッジラッシュだけでなくパスカバーもこなす。通算2インターセプト。ジャクソンの生誕時、父が出生証明書に「USCの先発LB、260ポンド」と書くように求めたという逸話が残る。

■2巡60位 シンシナティ・ベンガルズ
S キャム・テイラーブリット (ネブラスカ大学)
ベンガルズは1巡に続いてDB指名。CBやニッケルとして出場経験豊富なタックラーで、NFLでは当面ニッケル起用の可能性が高い。高校時代はQBだった経験を、プレーリードに活かす。


■2巡59位 ミネソタ・バイキングス
OG エド・イングラム (ルイジアナ州立大学)
米スポーツ専門局のESPNは「イングラムよりボード上は上のGが5人残っていた」とした。入学直後から12試合先発の実力派だが、オフフィールドでトラブルを起こし1年出場停止となった過去も。

■2巡58位 アトランタ・ファルコンズ
LB トロイ・アンダーセン (モンタナ州立大)
セインツのテイサム・ヒルがディフェンスになったような選手。QBとして実績を残したが「NFLへ行くため」ディフェンス転向。サイズはLBだが、40ヤードはなんと4秒42。

■2巡57位 タンパベイ・バッカニアーズ
OT ルーク・グーディケー (セントラルミシガン大学)
情け容赦のないランブロックが売りのOL。努力で人生を変えた。Div.3の大学でTEだったが、1年発起して転校。執念のウェートトレーニングで45キロ増量してTとなった。

■2巡56位 ダラス・カウボーイズ
EDGE サム・ウィリアムズ(ミシシッピ大学)
191センチ118キロながら、40ヤード4秒46という驚異のスピードを持つ。レベルの高いSECで昨季は12.5サックと実績もある。上手く育てばNFLでもトップ級のパスラッシャーになれる。

■2巡55位 アリゾナ・カーディナルス
TE トレイ・マクブライド(コロラド州立大学)
今ドラフトのTE初指名。運動能力とセンスは抜群で、昨季はカレッジTEとして久しぶりの1000ヤード以上レシーブ。カーディナルスでは、ザック・アーツと2枚TEを入れるパーソネルも面白そうだ。


■2巡54位 カンザスシティ・チーフス
WR スカイ・ムーア(ウェスタンミシガン大学)
高校時代はQB兼DB。40ヤード4秒41のスピードで、昨シーズンはオールMACに選出された。チーフスで、移籍したタイリーク・ヒルの後継者となれるか。


■2巡53位 インディアナポリス・コルツ
WR アレック・ピアース(シンシナティ大学)
193センチ96キロで、40ヤード4秒41、垂直跳びは1m以上という超人的な身体能力を持つ。コルツで長身のピットマンJRとコンビは脅威となりそうだ。

■2巡52位 ピッツバーグ・スティーラーズ
WR ジョージ・ピッケンズ(ジョージア大)
昨年春の練習で膝の前十字靭帯を断裂しながら、同じシーズン内で復帰を見せた長身・快足WR。スティーラーズは6年連続で2巡にレシーバーを指名している。

■2巡51位 フィラデルフィア・イーグルス
C キャメロン・ジャーゲンス (ネブラスカ大)
低重心で頑健な肉体と長い腕を持つ。フットワークを向上させれば、効果的なゾーンブロッカーに成長するクイックネスを備える。名前が示す通り、ドイツ系。

■2巡50位 ニューイングランド・ペイトリオッツ
WR タイクワン・ソーントン(ベイラー大)
3月のコンバインで、40ヤード4秒28という驚異の記録を叩き出した。100m10秒50、200m21秒07のベスト記録をもつ。190センチを超える長身。

■2巡49位 ニューオリンズ・セインツ
CB アロンタエ・テイラー(テネシー大学)
WRからコンバートされた大型CB。長い腕を使ってレシーバーをプレスし、ルート変更を強いる。40ヤードは4秒36とエリートスピードを持つ。

■2巡48位 シカゴ・ベアーズ
S ジャクワン・ブリスカー(ペンシルバニア州立大学)
大型のS。Sで400プレー、ILBで100プレー、CBでも100プレーという万能性を持つ。リーダーシップも魅力。

■2巡47位 ワシントン・コマンダーズ
DT フィダリアン・マシス(アラバマ大学)
アラバマのトップ級インサイドDL。理想的なサイズで、運動能力も高く、パスにもランにも強い。活躍したのは4年時のみだが大学の層の厚さもある。

■2巡46位 デトロイト・ライオンズ
EDGE ジョシュ・パスカル(ケンタッキー大)
ケンタッキー大史上初めて3シーズン主将を務めたリーダーシップが魅力。ランプレーにも強いパスラッシャーで、重心が低く、アタックポイントで強さを見せる。

■2巡45位 ボルティモア・レイブンズ
EDGE デビッド・オジャボ(ミシガン大)
ミシガンで、今ドラフトの全体2位ハッチンソンと並ぶパスラッシャーだった。スピードはハッチンソン以上の逸材だが、プロデイでアキレス腱断裂。シーズン後半からの出場となるか。

■2巡44位 ヒューストン・テキサンズ
WR ジョン・メッチー3世(アラバマ大)
全米屈指の「レシーバー製造工場」と化した、アラバマの2大エースの1人。昨シーズン末の負傷が無ければ1巡指名もあり得た。母は台湾人で、今の国籍はカナダ。

■2巡43位 ニューヨーク・ジャイアンツ
WR ワンデール・ロビンソン(ケンタッキー大)
RBもできる、マルチパーパスプレーヤー。ケンタッキーに転校後WRとして才能が開花した。40ヤードは4秒44。

■2巡42位 ミネソタ・バイキングス
CB アンドリュー・ブースJR (クレムソン大学)
優れたボディコントロールと爆発的な加速も持つアスリート。プレーメーカーの嗅覚を持つ。ドラフト前の負傷で順位を落とした。

■2巡41位 シアトルシーホークス
RB ケニース・ウォーカー3世(ミシガン州立大学)
今ドラフトでトップ評価RBの1人。背は低いがパワフルで、コンタクトされてからの走りが真骨頂だ。40ヤードは4秒38。

■2巡40位 シアトル・シーホークス
EDGE ボイ・マフェ(ミネソタ大学)
40ヤード4秒53、垂直跳びは97センチという身体能力を持つ。パスラッシュ特化型の選手で、昨年は7サック、シニアボウルではMVPに輝いた。


■2巡39位 シカゴ・ベアーズ
CB カイラー・ゴードン(ワシントン大学)
CBとしては理想的なサイズで、加速力もある。ボールへの反応やハンドリングにも優れる。課題はプレイリードとリアクション。「ギャンブルし過ぎる」という評も。

■2巡38位 アトランタ・ファルコンズ 
EDGE アーノルド・エビケティー(ペンシルバニア州立大学)
テンプル大時代は無名の存在。名門ペンステートに移籍後、大ブレークした。QBサック数でリーグ最下位のファルコンズディフェンスに活力をもたらせるか。

■2巡37位 ヒューストン・テキサンズ
S ジェイレン・ピトリー(ベイラー大学)
昨季のベイラー大躍進の立役者の一人。サイズはないが、狭いエリアでのクイックネスはトップ級。ディープを守れるかが課題。

■2巡36位 ニューヨーク・ジェッツ
RB ブリース・ホール(アイオワ州立大学)
ジェッツの快進撃が続いている。RBとして今ドラフト最初の指名となったホールは、一昔前なら1巡上位でもおかしくない逸材で、数年前のスティーラーズRBベルにも比せられる。40ヤードは4秒3台、パスレシーブも巧みで、NFLでも即先発の期待。

■2巡35位 テネシー・タイタンズ
CB ロジャー・マックレアリー(オーバーン大学)
昨季はオールSEC選出、オールアメリカンにも選ばれた、カレッジ屈指の実力派CB 。プレスカバーによるマンツーマンで相手のレシーバーを封じ込める。

■2巡34位 グリーンベイ・パッカーズ
WR クリスチャン・ワトソン(ノースダコタ州立大学)
今ドラフトのWRではNo.1のアスリート能力を誇る。193センチ94キロで、40ヤードはなんと4秒36、立ち幅跳びは345センチ。トレイ・ランスがNFLへ進んだ後のQBに恵まれなかったため、昨季はスタッツは平凡だったが、QB次第では大化けの可能性がある。

■2巡33位 タンパベイ・バッカニアーズ
DE・DT ローガン・ホール(ヒューストン大学)
長身のパスラッシャー。198センチ128キロでベンチプレスはMAX170キロというパワーを持ちながら、40ヤードは4秒88とスピードもある。

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