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2022-05-29

明大競走部が社団法人明大アスレチックマネジメント(MAM)創設後初のファンミーティング・トークショーを開催

パートナーの商品を手に記念撮影するスタッフとファン

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5月 28日、明大競走部のファンミーティング・トークショーが開催された。箱根駅伝をはじめとする各種大会でのさらなる活躍を目指して、今年1月14 日に設立された社団法人明大アスレチックマネジメント(MAM)がファンクラブを立ち上げた。この日のイベントはそのお披露目を兼ねたもので、ファンクラブ会員ら70人が集った。

冒頭、挨拶に立った競走部の中川秀一部長は、MAMの意義と目的をわかりやすく説明した。

「みんなで応援する組織を作ろうとMAMをつくった。今、学生スポーツがどうあるべきかが議論されています。学生がスポーツを通じて社会にどう向きあっていくか、ぜひ考えてほしいと思っています。アスレチックマネージメントを通じて、皆さんに支えてもらうだけでなく、学生たちと一緒にどうやって社会に還元していくか。皆さんと一緒に競走部を作っていきたい」

トークショーには西山春文副学長、中川部長、山本佑樹駅伝監督、谷川真理理事、OB の鎧坂哲哉選手(旭化成)が登壇し、園原健弘競走部監督の司会で、大学スポーツの意義や競走部の発展には何が必要かなどについて語り合った。

明大競走部は、これまでOB会が主体となって運営されてきた。しかし、活動資金などは潤沢とはいえず、学生や現場スタッフに経済的な負担を強いてきたという。トークショーの中で寮費が払えない学生の寮費を駅伝監督が肩代わりしたり、OBにお金を借りにいったりしたことが紹介された。MAMは、こうした状況を打開するために競走部支援を目的に法人格を有する組織として立ち上げられた。

2024年パリ五輪のマラソンで表彰台を目指すという鎧坂さんは、学生時代を振り返つつ、後輩たちへアドバイスした。

「合宿費やしっかりした食事をとるということで負担を感じたことはありました。親に頼っていましたが、ストレスフリーで競技ができるのはありがたいこと。それが普通ではない。感謝の気持ちを持ってほしい」

後輩へエールを送った鎧坂哲哉
後輩へエールを送った鎧坂哲哉

期待されるチーム状況だが、山本駅伝監督はしっかりとした手応えを感じている。

「新しいチームになって成長を感じられる状態になっている。今年は箱根を意識してやっていこう。トラックのレースでも箱根にどう繋がるかを考えている。対話をして、意見を言い合って、今年こそは、期待に応えられるようにしたい。新入生でいい選手が入ってきた。また、故障で苦労してきたが3年、4年で花開く選手もいる。大学4年間で成長した選手にも注目してもらいたい」

環境が整いつつある中で手応えを感じている山本駅伝監督
環境が整いつつある中で手応えを感じている山本駅伝監督

MAMでは、ユニフォームや練習着のスポンサー、呼称使用権などのメニューはもちろん、2022年度のファンクラブ会員も募集中だ。ファンクラブ会員のための観戦ツアーなども計画しているという。

先日の関東インカレで活躍した選手たちが挨拶した
先日の関東インカレで活躍した選手たちが挨拶した
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