close

2022-05-08

【陸上】女子優勝の廣中璃梨佳、3位の五島莉乃が世界選手権代表に内定。男子は相澤晃が制し、標準突破者の田澤廉は10位

優勝の廣中璃梨佳と3位の五島梨乃が世界選手権代表に内定

全ての画像を見る
5月7日(土)に国立競技場でオレゴン世界選手権の代表選考レースとなる日本選手権10000mが行われ、女子は参加標準記録(31分25秒00)を突破していた廣中璃梨佳(JP日本郵政グループ)が31分30秒34で優勝、五島梨乃(資生堂)が31分58秒97で3位に入り、共にオレゴン世界選手権10000m代表に内定した。2位は萩谷楓(エディオン)で31分35秒67と、標準記録突破はならなかった。

ラスト1周で廣中が萩谷を突き放す

標準記録を突破していた不破聖衣来(拓大2年)は「右梨状筋故障による調整不足」で欠場。序盤から五島がレースを引っ張る展開となり、7000m付近で今季初戦の廣中がスピードを上げると、萩谷だけが付いていく展開に。ラスト1周で廣中が萩谷を突き放し、東京五輪10000mで7位に入賞した国立競技場で、世界への切符を勝ち取った。

堅実にラップを刻んだ五島は、3位をキープし、世界選手権代表に内定。もう一人、標準記録を突破してスタートラインに立った小林成美(名城大4年)は序盤から出遅れ、15位に沈んだ。プレッシャーもあって1週間前から体が重かったといい、「力不足」と潔く認めた。萩谷は6月の日本選手権で本職の5000mで世界選手権代表を狙いつつ、「つかめるものはつかんでいきたい」とホクレン・ディスタンス深川大会での標準突破に意欲を見せた。

日本記録保持者として負けない自信

男子は相澤晃(旭化成)が27分42秒85で2年ぶりの優勝。2位は伊藤達彦で27分47秒40、3位は市田孝(旭化成)で27分49秒12。相澤は「鎧坂さん(哲哉、旭化成)も松枝さん(博輝、富士通)も力のある選手でしたが、日本記録保持者として負けない自信はあったので、気持ちを抑えてラスト勝負しようとためていました」と勝因を語った。このレースで標準を切れなかった相澤、伊藤、市田は6月22日のホクレン・ディスタンス深川大会で参加標準記録(27分28秒00)の突破を目指す。


男子優勝の相澤晃

参加標準記録を突破していた田澤廉(駒大4年)は、28分06秒34で10位となり、3位以内の内定条件をクリアできなかった。前のレースの疲れが抜けないまま、この日本選手権の練習を積んだことで、「自分の循環を崩してしまった」という。8000m過ぎから、トップ争いについていけず、「標準を切っていたという余裕な気持ちがある中で3番以内に入れず、条件がいいのは自分なんですけど、そんなかでもしっかり結果を残すことができなかったのが、弱さというか、悔しいなと思います」と目の前にあった世界選手権代表内定を逃した悔しさを噛み締めた。

田澤廉は世界選手権代表内定を決めることができず

写真/中野英聡、小山真司 文/内田麻衣子

PICK UP注目の記事

PICK UP注目の記事

RELATED関連する記事