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2022-07-01

【しゅりんぷ池田のカード春秋】大卒10年目の上本がインサートカードに登場

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昨年までの主砲・鈴木誠也と同期入団

 今季のカープの開幕スタメンのセンターが上本崇司だったので心底驚きました。昨年までの主砲・鈴木誠也の穴を埋めたのが、奇しくも同選手と同期入団の大卒10年目の上本だったとは……。

 上本はオープン戦で打率.385をマークし、公式戦で打ったことがないホームランを放ったこともあって大抜擢となったのでしょう。

 昨年まで301試合の出場にもかかわらず、打席は213しかないという典型的な守備・走塁要員であり、グラウンドでのプレー以上に雨天中止時にダイヤモンドを一周してヘッドスライディングをするパフォーマンスで知られたチームのムードメーカー的な存在でした。

 そんなベテランがプロ10年目にして初の開幕スタメンを勝ち取ると、快打を連発するとともに、四球をよく選び、4割近い出塁率をキープ。5月に入って出場機会はやや減じたものの、6月はまた4割近い月間打率で再びスタメン出場が増えていきました。

 昨年までの9シーズン通算で35安打しか打っていなかった上本が、今季は6月19日までに41安打と単年の成績で通算成績を上回ってしまったのです。

 そしてこの活躍を受け、先日発売になったカープカードのインサートカード「TREASURE」と「Antique」にも上本が収録されているのです。出現枚数の少ないインサートカードに登場するのは当然ながら人気・実力派選手であり、昨年までの同選手はその範疇に入っていなかったので
すが、今季は堂々のカード化! 上本が今季、最終的にどんな成績を残すのか、注目しています。
(週刊ベースボール2022年7月11日号 掲載記事再編)

BBM広島東洋カープ ベースボールカード2022 AC16 上本崇司
BBM広島東洋カープ ベースボールカード2022 AC16 上本崇司

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