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2022-07-31

武藤敬司が清宮海斗に武藤殺法を直伝「本当の意味でオレから奪い取ってみろ」【週刊プロレス】

清宮海斗と武藤敬司

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その後、武藤と清宮は報道陣の囲み取材に応じた。

――実際に清宮の技を見てどうだった?

武藤「前見てたのよりいいよ。でも、練習だからな。人前で出せるようにならなきゃな。実戦より今の方がいい。これが実戦でよく見えるようにならなきゃいけない」

――7・16日本武道館以降、清宮は武藤殺法をリングで出していないが?

武藤「自信がないからだよ。絶対に最初は揶揄されたりするんだよ。ファンだって『武藤のマネしてる』とか言うんだよ。それをぶち壊していかなかったら、自分のものにならないからね。それを納得させていくことが彼のこれからの課題。絶対にオレと比較されるよ。そのイメージさえもぶち壊さなかったら、彼の技にならない」

――その言葉を聞いて、どう思う?

清宮「武藤さんの言ってることがすごく自分が感じてたこと。やるにも一歩踏み出せない自分がいて、自信がないなって自分でも感じてて、今の言葉を聞いて、踏み出すことが大事だと教えていただきました」

――「本当の意味で奪い取ってみろ」と言われたが?

清宮「ものすごく高い壁だと思うんですよね。そこは自分で超えていかないと先に進めないし、上に行けない」

武藤「これを続けていくうちにたぶん清宮流のドラゴンスクリューとか技になっていくと思うんだよ。その中でオレの技だって忘れさせる可能性もあるし。自分でアレンジするようなこともあるだろうし。まぁまぁ、すぐにどうとかじゃない。とりあえず来年の清宮を見てみろぐらいの感覚でいかないと。技なんてそう簡単に身につかないよ。だけど、素材とか筋力的なこととか、瞬発力とかはこの技をやるに値するレスラーだと思ってるよ」

※武藤が引き揚げる。

――武藤の指導を受けてどうだった?

清宮「やっぱり足りないものはすぐに見てもらったらご指摘いただいた。武藤さんにはわかってるんだなって思いました。武藤さんに言われるんじゃなくて、自分から変えていきたいなって思います」

――技をほめられていたが?

清宮「そこは自分もビックリして。今まで練習はしてたんですけど、誰かに見ていただいて…もちろん武藤さんに見ていただけるってことはなかったので。驚いてます」

――「この技をやるに値するレスラー」と言われたが?

清宮「自分がもっと自信を持ってやらないといけないんだって思いました」

――なぜ7・16日本武道館から使っていないのか?

清宮「武藤さんに『オマエなりの技が足りない』って言われたのがすごく引っかかってて。それでずっとそこの部分をN-1までにやっていきたいと思ってた。でも、なかなかチャレンジする中で進まない。それで武藤さんの技は出さずにやってました」

――N-1に向けて意気込みを?

清宮「ボクは本当に恵まれてると思うんですよ、こういう環境とか。だから、自分は上にいって、NOAHを広げて、もっとたくさんの方に届けていきたいなと思うので。絶対にN-1では自信を持ってやりたいと思います」

――3つの技はバッチリ?

清宮「バッチリかどうかはわからないですけど、それも含めてお客さんにN-1を楽しみに見に来てほしいです」

なお、この清宮と武藤の特訓はNOAH公式YouTubeで後日、動画が公開される予定。
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