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2022-08-02

【NFL】開幕に向け、過去のスーパーボウル20試合以上を連日放送 日テレジータス

2022年のNFL開幕に向けて、日テレジータスでは連日過去のスーパーボウルを放送する=photo by Getty Images

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  米プロフットボールNFLは7月最終週から各チームがサマーキャンプに突入した。9月の開幕まで6週間を切り、全32チームが、臨戦態勢に入っている。

 日本でNFLをテレビ放送する唯一の局となった、日本テレビ系のスポーツ専門局・日テレジータスでは、8月1日から過去のスーパーボウルの再放送を始めている。放送日程が出ている8月中には、20試合を放送し、2022年のNFL開幕に向け、雰囲気を盛り上げていく。

 1日の放送は、1999年シーズンの第34回スーパーボウル「セントルイス・ラムズ 対 テネシー・タイタンズ」。解説は後藤完夫さん。実況は増田隆生さんだった。映画「アメリカン・アンダードッグ」でも話題のQBカート・ワーナーを擁するラムズが、タイタンズの終盤の追い上げを「残り1ヤード」でかわして逃げ切った、手に汗握る好勝負だった。

 8月2日~17日まで8試合の放送予定と、一口寸評を以下に書き記す。


8月2日10:00 ~ 13:30放送
第35回スーパーボウル(2000年シーズン)
ボルティモア・レイブンズ  対 ニューヨーク・ジャイアンツ(N
【解説】後藤完夫 【実況】鈴木健
LBレイ・ルイスを中心にした、NFL史に残る強力なレイブンズディフェンスがフィールドを縦横無尽に走り回る。ジャイアンツは相手が悪かったとしか言いようがない。

8月3日10:00 ~ 13:30放送 
第36回スーパーボウル(2001年シーズン)
セントルイス・ラムズ  対 ニューイングランド・ペイトリオッツ
【解説】後藤完夫 【実況】矢島学
試合前、QBワーナーを中心とするラムズ圧倒的有利の予想だったが・・・。トム・ブレイディ伝説の始まりとなるスーパーボウル。

8月9日8:45 ~ 12:15放送 
第37回スーパーボウル(2002年シーズン)
オークランド・レイダース 対 タンパベイ・バッカニアーズ
【ゲスト】ボブ・サップ 【解説】後藤完夫 【実況】矢島学
バッカニアーズの超強力ディフェンスが、19年ぶりの栄冠を目指すレイダースの前に立ちはだかった。

8月10日9:45 ~ 13:15放送 
第38回スーパーボウル(2003年シーズン)
カロライナ・パンサーズ 対 ニューイングランド・ペイトリオッツ
【解説】後藤完夫 【実況】長谷川憲司
2年ぶりに登場したペイトリオッツ。パンサーズと、第4クオーターに死闘を繰り広げる。

8月11日9:45 ~ 13:15放送 
第39回スーパーボウル(2004年シーズン)
ニューイングランド・ペイトリオッツ 対 フィラデルフィア・イーグルス
【解説】後藤完夫 【実況】長谷川憲司
4年間で3回目の出場、ペイトリオッツ王朝に挑んだのは、QBドノバン・マクナブとWRテレル・オウエンスのホットラインだった。

8月12日9:00 ~ 12:30放送 
第40回スーパーボウル(2005年シーズン)
シアトル・シーホークス 対 ピッツバーグ・スティーラーズ
【解説】後藤完夫 【実況】蛯原哲
NFL入り2年目のQBロスリスバーガーに率いられたスティーラーズが1970年代以来の王座を目指した。

8月15日10:00 ~ 13:30放送 
第41回スーパーボウル(2006年シーズン)
インディアナポリス・コルツ 対 シカゴ・ベアーズ
【ゲスト】安部奈知 【解説】後藤完夫 【実況】蛯原哲
ブレイディ、そしてロスリスバーガーにも先を越された、コルツの天才QBペイトン・マニングが、初の栄冠を目指す。

8月16日10:00 ~ 13:30放送 
第42回スーパーボウル(2007年シーズン)
ニューヨーク・ジャイアンツ 対 ニューイングランド・ペイトリオッツ
【解説】後藤完夫 【実況】藤井貴彦
レギュラーシーズン16戦全勝。パーフェクトシーズンを目指すペイトリオッツの前に立ちふさがったのはジャイアンツの強力守備陣だった。

8月17日10:00 ~ 13:30放送
第43回スーパーボウル(2008年シーズン)
ピッツバーグ・スティーラーズ 対 アリゾナ・カージナルス
【解説】後藤完夫 【実況】藤井貴彦
スーパーボウルに帰ってきたカージナルスのQBワーナーが、若き司令塔・ロスリスバーガーと対戦する。両チームにビッグプレーが飛び出し最後まで分からない好勝負となった。

  ◇

 スーパーボウルは、NFLをこれから見ようという人たちに向けた入門ゲームとしては、実はもっともおススメと言える。アメフトの面白さや魅力が凝縮されているからだ。今回放送される20試合は、歴史的なスター選手が多数登場し、あっと驚く展開がある。日本では想像もつかないようなイベントとしてのスケール感も魅力だ。
 今現在、すでにNFLファンだという人にとっても、これだけまとまった形でスーパーボウルを連日見直すことができるのは貴重な機会だ。また、録画して個人的なアーカイブを作ることもできる。近々に、第44回以降のスーパーボウル放送予定についてもお知らせする。

スーパーボウル勝者に贈られるロンバルディトロフィー。過去半世紀のNFLの歴史はこのトロフィーを中心に形成されてきた=photo by Getty Images

【小座野容斉】

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