8月21日(日)20:00~、スポーツライターの金子達仁氏がパーソナリティーを務めるニッポン放送のリポビタン for Sports presents「The Deep」の第35回放送では、バスケットボールの日本代表キャプテンとして東京オリンピック2020に出場した田中大貴が登場した。
――まず、オリンピックの延期が決まったときの気持ちは?
「自分の力でコントロールできるものではなかったので…。1年延期でも、モチベーションはそこまで変わらなかったです。その1年間で成長して大会に臨めると思ってました。ただ、延期にならずに開催されていたら、リーグ戦でMVPに選ばれて、そのままいい感じで大会に入れたんじゃないかとは思いました」
――お客さんが入れないことになった決定が下されたときは?
「せっかく自国開催だったので、やっぱり残念でした。オリンピックはアスリートにとって夢の舞台。個人的には、今までお世話になった方々に、会場で自分がプレーする姿を見てほしかったなという思いはあります」
――初戦、スペイン。勝てると思ってました?
「チャンスはあると思ってました。個人的には、あまりいい感じでうまく試合に入れなかったけど、チームとしては凄くいい戦いができたと思います。初戦でなんとか勝って勢いに乗りたかったので、負けて残念でした」
――ファンとしては、あの試合こそ超満員の日本ファンでスペインにプレッシャーをかけたかった。
「そうですね。自分たちも満員のお客さんの中でやりたかったです。それこそワールドカップ本大会の前にさいたまスーパーアリーナでテストマッチを何試合かやったんですけど、そのときの雰囲気が凄かったです。自分たちもやっていて楽しかったです。心のどこかで、あの雰囲気で試合ができればなと思いました」
――チャンスがあると思っていた初戦を落としてショックは大きかったですか?
「まだ残り2試合ありましたし、そこまで下を向いて落ち込んでいるわけではなかったです。スペインも世界レベルの強豪ですし、これが本当のオリンピックの舞台なんだなと、みんなそこで思ったでしょう」
――他の舞台と違った?
「自分は違いましたね。お客さんが入っていないとはいえ、独特な緊張感はありました。自分自身が勝手なイメージとして作り上げてしまったものなのかもしれないですけど、ちょっと違う感じはしました」
――次がスロベニア。これはちょっと差が開いてしまいました。
「あまり試合展開を覚えていないです。でも、スロベニアは強かったですね。いいチームだと思いました」
――2敗でチームの空気は?
「スロベニア戦で、帰化選手であるギャビン・エドワーズ選手が肩を脱臼してしまったので、次の試合どうなのかという不安はみんなにあったと思います。でも、この予選グループの他の3チームを見たときに、アルゼンチンにも勝つチャンスはあると思っていたので、何とか最後にみんなで奮起して戦わなければいけないという雰囲気だったと思います」
――アルゼンチンにも負けて終わりました。達成感? 喪失感?
「どちらもなかったですね。結果を残せなかったので達成感は得られなかった。負けておいて、こういうことを言うのはなんですけど、そこまで絶望感もなかったです」
スタジオで東京オリンピック2020の戦いぶりを振り返った、バスケットボール元日本代表の田中大貴――田中選手、コンディションを整えるために食事等、気をつけていることは?
「アスリートは体に気をつけていいものを食べてなければいけないという、みんなのイメージがあるじゃないですか? 自分も最低限は気をつけていますが、食事であまりストレスを感じたくない。好きなものを食べますね。焼肉は大好きですし、週3、週4で行ったりします」
今季のアルバルク、日本代表への思いなど、田中大貴の話をさらに詳しく聞きたい方、今回の放送を聞き逃した方は無料アプリ「radiko」でタイムフリー機能を使えば、放送1週間後まで聴取可能となる。
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リポビタン for Sports ブランドサイトニッポン放送
リポビタン for Sports presents 「The Deep」
毎週日曜20時~絶賛放送中。
radikoで放送1週間後まで聴取可能。
ポッドキャストではディレクターズカット版を配信中。
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