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2020-05-15

ボクシング五輪代表候補の看護師・津端ありさが医療現場復帰

東京オリンピックの女子ミドル級代表候補で看護師の津端ありさが、3月半ばから勤務先の西埼玉中央病院に復帰している。

上写真=免疫力アップの効果が期待できる青パパイヤを手にする津端

 ダイエット目的でボクシングを始めた津端は、デビュー戦で全日本女子選手権に優勝し、五輪代表候補に選ばれた。3月にヨルダンで開催された五輪アジア予選では初戦で敗退。経験不足や技術面の課題から、5月にフランス・パリで予定されていた世界最終予選(延期)への派遣は見送られる方針だったが、今後の成長度をはかった上で、代表復帰の可能性も示唆されていた。

 だが、ヨルダンから帰国後、すぐに看護師としての仕事に戻ることを決意する。いまだ五輪代表の座も視野に入る位置にいるアスリートとして、さまざまな選択肢もあったはずだが、「医療従事者としての責任と覚悟」から、医療現場復帰の道を選んだ。

 新型コロナウィルス流行は緊急事態宣言の一部解除、感染者数の減少など、一見、峠を越えたかかに見えるが、第二波、第三波の襲来も確実視されており、いまだ予断を許さない状況にある。医療現場での緊張感は依然高いままだ。なおも治療にあたる関係上、医師、看護師の感染も相次いでいる。リスクは高いが、津端の決意は揺るがなかった。

 津幡は五輪代表をあきらめたわけではない。時間と環境をやりくりしながら、現在も練習を続行しており、周囲からも励ましの声が高まっている。

 多数のスポーツ関連の雑誌、書籍を刊行しているベースボール・マガジン社もアスリート応援する立場から、免疫力アップの効果が期待できるとして、関連事業で生産している青パパイヤを、津端にプレゼントしている。

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