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2022-08-19

国枝慎吾が語る「オレは最強だ!」の真意。NECがトップアスリート4人と共同プロジェクトを発表

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左から堀米雄斗(スケートボード)、野中生萌(スポーツクライミング)、国枝慎吾(車椅子テニス)、中西麻耶(陸上)

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 国枝はこれまで何度も取り上げられてきた自身の良く知られたフレーズ、“オレは最強だ!”について語った。

「今日で書いたのは1万1回目(笑)。それくらいいつも自分に言い聞かせている。いつも自分を支える言葉です。昨年のパラリンピックの決勝の前にも、鏡の前で何度も言った言葉。テニスは2時間、3時間かかるスポーツなので、常に強気になるのは難しい。そこで“自分が最強だ”と思って打つと、”もしかしたらミスっちゃうかも”と思って打つよりは相手コートに入る」

 ここで中西から質問が入る。

「国枝さんに初めて会ったのは2008年で、そのときからオレは最強だと言っていた。俺をカタカナにした意味はあるんですか?」
 
「最初からカタカナですね。言葉的にオラオラしていて、漢字にすると余計オラオラしちゃうので、ちょっと控えめにしたいから」

堀米も国枝に問いかけた。

「国枝さんは20年間くらいトップで活躍している。ずっとトップにいるのは凄く難しいと思う。そういった結果を出せる理由、どういった気持ちだったのか?」

「常に最強だよと思っているかといったら、さすがに自分はそんな人間じゃない。もちろんコート上でそう思うことは大事。でも、コートを離れたときにいかに自分を疑えるか。ここが未熟なんじゃないか、あの選手のようにフォアハンドを打ちたいと考える。コート上では自信が大事、コートを離れたらこの言葉を離れて謙虚にいることが大事です。自分の足りない部分を見つけようと思って、いつも生活しています」
 


最後に中西は“人生楽笑(らくしょう)”という言葉について語った。

「嫌な思い出はインパクトがあって心に残りやすく、消えずに残っちゃう。でも、楽しい出来事を残していけば楽しめる。いい思い出ばかりを残していくという意味合いです。勝負の場面で迷いがあったら勝てないし、気負い過ぎてもダメ。その場を楽しんだら勝利できた。どういった場面でも楽しくやっていこうという言葉です」

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